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卸の過剰在庫を飲食店が店頭で売る「マルシェ化」を手助けするサービス開始【インフォマート】

2020年4月27日 8:34 am

 飲食店と卸の受発注を円滑にするBtoBプラットフォームを運営するインフォマートは、新型コロナの影響を受けている約5万8000店舗の会員向けに、新たな販売ルートを確保する取り組みを始めた。

 同社は、飲食店が自店の商品とともに卸やメーカーが抱えている食材の在庫を店頭で販売することを「飲食店のレストランマルシェ化」と名付け、賞味期限が迫っていたり包装に傷がある商品を安価で販売するフードシェアサイト「KURADASHI(クラダシ)」を運営するクラダシ(東京・五反田、関藤竜也社長)と協業することで「レストランマルシェ」https://www.infomart.co.jp/promotion/yell/marushe_202004.html?pr_20200424を支援する。

 具体的には、飲食店が在庫品や「KURADASHI」から調達した商品を、店頭で一般消費者にテイクアウト用商品や食材として販売したり、店にある加工品や缶詰、乾物などの在庫品を「KURADASHI」に掲載して販売できるようにする。インフォマートの「BtoBプラットフォーム 受発注」会員企業は、会員ページにログインし、画面上の「レストランマルシェ専用サイト」の欄から「KURADASHI」に移動すると、サービスを利用できるようになる。

 「レストランマルシェ」で食材などを販売する際には、販売する商品に応じた営業許可が必要となり、飲食店は「KURADASHI」に出品した商品が売れた際には販売手数料を、購入する際には購入価格をクラダシに支払う。クラダシはそれらの売上の一部を基金として飲食店の支援に活用する。