こんにゃくなどの素材を使ったヘルシー麺が現れる中で、日本水産は健康効果を研究し実証してきたスケソウダラのすり身を使い、独自の製法で麺にした〈魚麺〉(10本(700g)×4袋×4合)を3月1日に発売する。
同社は、スケソウダラのタンパク質を配合した食品を65才以上の高齢者が週4日、3カ月間(タンパク量として1日あたり4.5g)摂取したところ、主に速筋を中心とした筋力が増加したとの研究結果を受けて今春から、製品100g当たり8.1g以上のたんぱく質を配合し、1食当たり4.5g以上のスケソウダラたんぱく質を摂取できる家庭・業務用製品について、新たに作成した「速筋タンパク」のロゴを付けて、スケソウダラを使った製品の認知度向上を進める。
業務用の「速筋タンパク」製品の第1弾としては、同社の特許製法である加熱と成型を同時に行う「マイクロ波加熱」により、スケソウダラのすり身を内部まで均一に加熱し麺状にした〈魚麺〉を開発した。一般的な小麦麺に比べるとモチモチ感は劣るものの、うどんやそばに近い喉ごしを実現。糖質も小麦麺に比べて25%削減した。魚の風味も感じられるため、鍋用の麺やそうめん、サラダ麺などのほか、海鮮ちゃんぽんやペスカトーレなど魚介メニューとの相性もいいという。
ほかにも、2.5㎜幅の細切りにして冷やし中華などにハムの代わりとして使える〈シーディッシュ(おさかなハム風味〉(1㎏×5袋×2合)と〈すけそうだらの白身魚団子〉(500g×10袋×2号)を「速筋タンパク」シリーズとしてラインナップした。
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