
飲食事業者向けシェフマッチングサービス〈スポットシェフ〉などを運営するシェアダイン(東京・虎ノ門、飯田陽狩・井出有希共同代表)は、以前打ち出した海外進出支援採用サービス〈Chefjob.jp〉をリニューアルし、新たな飲食事業者向けの海外採用支援サービス〈シェフリンクグローバル〉の提供を開始した。
同サービスは、国内飲食事業者が海外拠点を新規出店・拡大する際に必要となる調理人材の採用を支援するもので、同社が運営する〈スポットシェフ〉に登録している約2万人の料理人の活動履歴・評価を活用し、事業者のニーズに合う料理人を効率的にマッチングするキャリアプラットフォーム。料理人にはグローバルな活躍の場を提供する。
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初期費用や月額固定費などは無料で、海外拠点の限定はない。採用が決まった場合は料理人の想定年収に対しての採用手数料が発生する、成果報酬型となる。
以前の〈Chefjob.jp〉は家庭向け出張シェフサービス〈シェアダイン〉と〈スポットシェフ〉の2つを通じたものだったが、同社は「2024年に、料理人同士のネットワーキングやスキルアップを支援する料理人専用のキャリアサポートSNS〈シェフリンク〉をローンチし、登録料理人の海外就業意向が常にアップデートできるようになったことを踏まえ、今回のリニューアルに至った。3年内に1万2000社の支援を目標とする」とリニューアルの経緯を説明する。
今後は通訳・契約サポートなど越境採用に必要な支援も順次提供予定で、将来は海外シェフの日本招聘支援やビザ取得・管理支援の提供も拡大予定だという。
また、「HAL YAMASHITA 東京本店」の山下春幸エグゼクティブシェフが同社の顧問に就任した。同社は「長年にわたる山下氏のグローバルな活動経験と知見を活かし、料理人のキャリア支援および業界全体の活性化に向けて力強い支援を期待したい」とする。