東京、神奈川、千葉で食料品主体のスーパー「オオゼキ」を42店舗展開(2024年11月15日現在)するオオゼキが発行している、常時ポイントが5倍になる〈飲食店専用キャッシュバックカード〉(https://www.ozeki-net.co.jp/insyoku/)が、飲食店の間で注目され利用店舗を拡大している。
オオゼキは、各店に仕入れの権限があり、それぞれのバイヤーが独自の視点で買い付けを行うため、店舗ごとに個性ある商品構成となっている点を特徴とする。
また、利用者からの要望があれば1品からでも棚に並べることをモットーとした豊富な品揃えと、東京の豊洲市場や大田市場から毎日仕入れる新鮮な生鮮品を強みとしている。特に青果・鮮魚・精肉の生鮮3品は、それぞれ目利きのバイヤーが直接買い付けていることからクオリティが高く、飲食店が仕入れとして利用することも多い。
そんな中、同社はコロナ下に困っている飲食店を支援しようと〈飲食店専用キャッシュバックカード〉をスタートした。同カードは、年会費2000円で現金でもクレジットカード払いでも常時ポイントが5倍(酒類は1倍)となり、ポイント2倍・5倍セールの時は酒類も2倍・5倍になるというもの。つまり、年間4万円以上購入すれば得することとなり、さらに、貯まったポイントを月に1度の交換日に現金に交換できるという、他に類を見ない会員カードとなっている。
会員の飲食店からは「少量から購入でき、欲しい食材が店頭にない場合は、肉の部位や野菜の産地を指定して1点から取り寄せできる点が嬉しい」「トレイにパッケージされた枚数も変更できるなど、かゆいところに手が届く店。ポイントはすぐにたまり現金にも交換できるので、スタッフの飲食代に使ったりしている」などの感想が聞かれるという。
また日常の仕入れだけでなく、会員の飲食店限定の特別セールや展示会も定期的に開催。9月に開催した第3回展示会では、「年末・冬商材提案」をテーマに、都内にはほとんど出回らない〈かつお 腹皮〉や下処理のされている〈身欠とらふぐ〉、色・形・味・香りなどに際立った特徴を持つ〈マイクロハーブ〉、群馬県の土田酒造とコラボして造った限定日本酒や焼酎〈海鴉〉など、オオゼキの店舗には置いていないプロ向けの食材や限定品、厳選した食材を展示し好評だったという。
同社では、「飲食店にとってこれだけお得なサービスが盛りだくさんであるものの、普段からオオゼキを利用していない飲食店オーナーなどには、まだまだ届いていない。当店から少し離れたエリアにある飲食店にとっても魅力的だと思うので、より多くの飲食店に会員カードやオオゼキの特徴を知ってもらいたい」として、知名度向上に本腰を入れ始めた。
そして、その取り組みの一環として、同社は2025年1月22・23日に東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催される「居酒屋JAPAN」にも出展する。新たな食材や仕入れ先を探していたり、少量しか使わない食材を安く仕入れたいなど、興味を持った飲食店にとっては直接話を聞ける機会となるだろう。