電話代行サービスや出張撮影サービスなど労働力不足の課題解決に役立つサービスを展開するうるる（東京・晴海、星知也社長）は12月10日、電話がかかると自動音声があらかじめ設定した内容で応対し、それに沿って発信者がボタンで操作するIVR（Interactive Voice Response）に特化した自動応答サービス〈fondesk IVR〉の提供を始めた。
同社は、オフィスの代表電話にオペレーターが対応し、メールやチャットで知らせる電話代行サービス〈fondesk〉を展開する中、中小企業などがより気軽に導入しやすいようにと同サービスを新たに開発した。
お客さんから電話がかかると、例えば「ご予約は１を。その他のお問い合わせは２を」というような店側が設定した内容に沿って自動で応対。メッセージが録音された場合は、その内容が文字起こしされて通知ツールに届くため、あとから留守電を聞く時間も不要となる。同社では「忙しい時間に電話対応で業務を止めずに済むといった業務効率化や、電話に出られずに予約を逃がすといった機会損失の防止に加え、カスハラ対策にも寄与する」としている。
設定画面は直感的に操作できるようわかりやすくなっており、スマートフォンで設定可能。インバウンド需要にも応えられるよう68言語に対応し、設定後すぐに利用できる。利用料は、電話番号レンタル付きで「月額2980円＋従量課金（※）」で着信通知や外国語対応などにもオプション料金はかからない。
同サービスは、AIが不正確なことを伝えたり、通話に慣れていない人がストレスを感じたりすることがなく、固有名詞や方言などを聞き間違えるといった心配もないように、あえて生成AIは使わず番号を選択するだけのシンプルなサービスにしたという。
※従量課金
着信通話：３円/分
録音・文字おこし：３円/分
ショートメッセージ：12円/通
転送通話：固定電話＝13円/分／携帯電話＝28円/分
fondesk：０円/分
