調味料調味料新商品情報

動物性原料・小麦粉・アルコール不使用の和風だし! 味の決め手は旨み成分20倍のシイタケ!!【北斎】

2024年8月29日 8:48 am

 〈北海道ねこんぶだし〉など調味料の企画・販売事業を手掛ける北斎(青森・浜館、斉藤努社長)は8月21日、「動物性原料不使用・化学調味料不使用」でヴィーガン認証協会認証のプラントベースの和風だしつゆ〈北斎旨みだし グルテンフリー・アルコール不使用〉500ml×6本を発売した。

 同製品では、動物性原料・アルコール・小麦粉・白砂糖・五葷(ごくん/仏教で食することを避けるニラ、にんにく、らっきょう、玉ねぎ、ねぎの総称)を使っていないため、ヴィーガン・ベジタリアン・台湾仏教・グルテンフリー・コーシャ・ハラールといったすべての食の規範に対応する。

 上記の食材を使わずに旨みを出すための要となるのが、同社が地方独立行政法人青森県産業技術センターと共同開発(特許出願中)した〈金箔しいたけ〉だ。旨み成分であるグアニル酸を通常の干ししいたけの約20倍含んでおり、昆布や鰹だしに比べて風味を失いやすいという難点を克服。「昆布しょうゆ」を世界で初めて世に送り出した150年以上の歴史を持つ醤油醸造元である中村醸造元とコラボレーションすることで、500mlに干ししいたけ200g分相当の旨み成分が含まれた〈北斎旨みだし〉を完成させた。〈金箔しいたけ〉以外の原材料は、たまり醤油、甜菜糖、酵母エキスとなっている。

 水で希釈すればそばつゆになり、希釈せずに醤油に代わる調味料として和食だけでなく洋食にも活用できるという。同社では、レストランやホテルのビュッフェの菜食専用コーナーなどでも役に立つとしている。

 また、さまざな用途に合わせられるようバリエーションも用意。〈金箔しいたけ〉を使用する点は同じながら、同社の地元である青森県産の小麦と大豆を使用した窒素分の高い醤油を使用し、ヴィーガンには対応するもののアルコール使用となる〈北斎旨みだし スタンダード〉同と、同じくアルコールは使っているものの小麦不使用でヴィーガンとグルテンフリーに対応する〈北斎旨みだし グルテンフリー〉同もラインナップ。今後、ヴィーガンとアルコール不使用に対応する〈北斎旨みだし スタンダード アルコール不使用〉同も販売する予定としている。