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今年は「和食」がトレンドに?! 注目は「大豆ミート」や「健康志向」【ムジャキフーズ調べ】

2024年1月5日 8:39 am

 今年の干支である辰年は、十二支の中で最も縁起の良い干支とされており、運気が上昇して夢が叶いやすい年といわれている。

 新型コロナが「5類」へ移行して行動制限もなくなり、インバウンド客が再び増加している今、干支にあやかり売上アップの波に乗りたいところだが、今年の飲食トレンドはどうなるだろうか。

 飲食店開業サポートなどを手がけるムジャキフーズ(東京・恵比寿、田代俊朗社長)が、飲食店コンサルタントに「2024年のトレンドとなりそうな業種(取り扱う商品や業務内容の種類・複数回答可)を聞いたところ、「和食(45.4%)」と回答した人が最も多く、次いで「洋食(31.6%)」「中華料理(30.0%)」と続いた。

 また、「24年以降、フードビジネスにおいてどのような要素を重視すべきだと思うか(複数回答可)」の質問には、「大豆ミートなどの代替食材(食品)(41.1%)」が最も多く、次いで「健康志向の食品(40.9%)」「国内加工や国産にこだわった食品(33.5%)」の順となった。

 新たに注目すべき食材や料理については、「ベジミートを売りにしたレストラン。環境がテーマになると思う(40代/女性/静岡県)」「健康志向を踏まえ、大豆ミートや米粉は注目すべき(40代/男性/神奈川県)」「和食。外国人が注目している(50代/男性/大阪府)」といった、健康志向の食材や料理、外国人が注目している和食、地産地消などに注目すべきだという声が挙がった。

 さらに、「飲食店のビジネスモデルが変化するきっかけとして、どのようなものが要因になると思うか(複数回答可)」では、「Z世代といった若い世代のトレンド(42.8%)」が最多で、次いで「InstagramやTikTokといったSNSでのトレンド(42.4%)」「グルメレビューサイトでの評価(35.9%)」と続いた。

 「“食のトレンド”は飲食経営にどの程度の影響力を持っていると感じるか」と質問したところ、「とても大きな影響力があると思う(37.8%)」「ある程度の影響力はあると思う(50.6%)」と、8割以上がトレンドの影響力はあると回答した。

■一般人に聞いた、今後トレンドになるかもしれない食べ物は「健康的」「プロテイン入り」の料理

 ちなみに、20~60代の一般の人に「24年にトレンドになるかもしれない食べ物」を挙げてもらったところ、「ベーグル。最近注目を集めているから(40代/男性/愛知県)」「プロテイン含有食品。筋トレ・健康ブームはまだ続きそう、一般化してきているから(40代/女性/東京都)」「健康に配慮された独創料理(50代/女性/東京都)」と、健康に配慮された料理や、プロテインが含まれている食べ物や飲み物に注目が集まった。

 この調査は、23年12月3~4日、20~60代の一般の人507人と飲食コンサルタント516人の計1023人に実施された。