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コメ製&天然着色料で安全なエコストロー発売!使用後は生ゴミとして廃棄可能【cochi】

2023年10月23日 8:24 am

 OEM食品の企画・販売などを手がけるcochi(東京・溜池山王、渡邊蘭社長)は9月から、マレーシア生まれのコメで出来たエコストロー〈RICE STRAW〉の業務用の販売を開始した。家庭向けや小売業者向けには2024年初めの販売を予定しているという。

 〈RICE STRAW〉の主原料は、製造元のマレーシアで規格外のために一般出荷されない廃棄米。その他の原料はタピオカ粉と水、着色料はビーツや黒にんじんなどの天然着色料を使用している。

 カラー展開は7色で、サステナブルなストローは素材そのものの色味が多いなか、〈RICE STRAW〉はカラフルかつ鮮やかなカラーが多く、SNS映えを狙ったドリンクにも最適だ。

 サイズ展開は4種類で、一般的に多く使用されている口径6.5mmや口径8mm、スムージーやタピオカドリンクにも対応できる口径9mm、口径13mmを揃えた。

 価格は〈RICE STRAW 100本入り 業務用パック〉口径8mm(個包装なし)の場合、無着色のナチュラルは1パックあたり495円。レッドやブラックなど色付きは605円で、口径により変動する。なお1パックから注文可能だ(送料別)。

 紙ストローだと、「飲んでいる途中に柔らかくなってしまう」「口当たりに違和感があり、本来のドリンクの味を邪魔してしまう」という課題があるが、〈RICE STRAW〉は硬い素材で強度があり、指で押しても潰れないという。また米が原料なので口に含んでも不快感はなく、口当たりも良い。

 〈RICE STRAW〉をドリンクに2時間浸けた実験でも、柔らかくなるのは液体に触れている部分のみで、飲み口は形状が変わらず、飲み心地に変化はなかった。また、紙ストローなどで感じられるドリンクの吸いにくさもない。

 使用後は生ゴミとして廃棄できるため、プラスチック製ストローと比較して燃焼時のCO2排出量も少なく済み、多面的な環境配慮ができる。コンポスト容器に入れても堆肥化が可能だ。また海に流れた場合でも水中で自然に分解されるため、環境に負担をかけない。

 同社によると、「飲食店で使用している事業者からは満足の声が上がっている。一般的な紙ストローよりもリーズナブルな価格で、更に環境への配慮が徹底されているため、現状のストローからの切り替えをしやすいことが大きなポイントだ」という。