〈バイトル〉などの求人情報サービスを手掛けるディップは、飲食店の集客・予約サービス〈TABLE REQUEST(テーブルリクエスト)〉を運営するBespo(東京・外苑前、高岳史典社長)に出資するとともにOEM契約を締結し、飲食店向け集客支援サービス〈集客コボットfor SNS Booster〉(https://kobot.jp/sh/lp/003/)の提供を始めた。
ディップが今年8月、全国の20代以上の男女1110人に行った調査によると、6割近くの消費者が飲食店などを探す際にGoogleを活用しており、飲食店の予約時に飲食店検索・予約サービスを通さず、GoogleやSNSなどを通じて店舗公式サイトから直接予約をする「ダイレクト予約」が増えていることがわかった。
そこで、同社はSNSに特化した飲食店の空席確認・予約サービス〈TABLE REQUEST〉や、飲食店の発注業務を効率化する〈SMART REQUEST〉を開発・運営するBespoとOEM契約を結び、〈集客コボットfor SNS Booster〉を開発した。
同サービスは、Google MapsとInstagramの公式アカウントに「席予約ボタン」を簡単に設置でき、中国最大のモバイル決済アプリ〈Alipay〉内の日本の飲食店検索・予約ミニアプリに店舗情報を無料掲載する。そのほか、各予約経路別の予約実績や傾向をグラフ化したレポート機能や、無償で使える予約台帳機能も搭載している。すでに〈ebica〉〈TableCheck〉〈トレタ〉〈Resty〉〈ヒトサラ即時予約〉の予約台帳サービスを利用している場合は、それらの予約台帳サービスとのデータ連携もできる。初期費用や予約手数料は無料で、月額利用料は税込2万2000円。