ピックアップ仕入れ・受発注

飲食店からの紙やFAXの発注書を自動データ化する卸向けサービス開始【インフォマート】

2023年3月17日 3:07 pm

 飲食業界でもDX化が進んでいるものの、卸企業ではいまだに発注書のやり取りを書式の異なる紙やFAXなどのアナログで行っていることが多い。

 そのような課題を解決するため、インフォマートは経理業務を自動化するクラウドサービス「invox」シリーズを開発・運営するDeepwork(東京・新宿、横井朗社長)と協業し、紙やFAX、PDFなどバラバラなフォーマットで受領する発注書を自動でデータ化する新機能〈発注書AI OCR(invox)〉をリリースした。

 発注書は、FAXやメール、LINE、取引先指定の専用システムなど、取引先ごとに異なる方法で送られており、取引先の中には紙やFAXなどのアナログの方が使いやすいという声が多いのが現状だ。

 しかし、受注側の卸企業にとっては、基幹システムへの入力作業が煩雑で、発注書の印刷、スキャン作業に労力がかかり、入力間違いや漏れによる納品ミスのリスクも高い。その上、電子帳簿保存法・インボイス制度などの法令対応も急務となっている。

 そこで今回、FAXやメール(PDF)で受け取った発注書を自動でデータ化し、インフォマートの「BtoBプラットフォーム 受発注ライト」を通して各社の基幹システムに取り込む〈発注書AI OCR(invox)〉を開発した。

 これにより、得意先ごとに書式の異なる発注書をデータ化でき、自動で基幹システムに取り込むため入力作業も大幅に削減できる。また、AIが学習していくため読み取り精度も日々向上する。

データ化のサンプル

 この機能は、「BtoBプラットフォーム 受発注ライト」の有料オプションとなっており、現在、無料トライアルを受け付けている。