ピックアップ清掃・SOS

軽作業での腰の負担を軽減! 軽量のアシストスーツ開発【ユーピーアール】

2023年9月11日 2:05 pm

 飲食店では、物流や製造工場、工事現場のような大きな荷物を取り扱うことは少なくても、小さい荷物を出し入れしたり、かがんで立ち上がったりという動作を休みなく行うことが多い。その結果、腰痛が職業病の1つのようになっている。

 物流や製造業の作業現場や介護、農業の現場などで体の負担を軽減できるアシストスーツを開発・販売しているユーピーアール(東京・内幸町、酒田義矢社長)は、軽作業向けに低価格で軽量のアシストスーツ〈サポートジャケットBb+Air〉を開発した。

 同社は2010年にアシストスーツ開発に着手し、16年から第二の背骨「Bb+(バックボーンプラス)」で背骨と腰を理想的な姿勢へ誘導しながら腰ベルトで身体を支える「サポートジャケットBb+」シリーズを販売し、多くの企業で導入されている。一方で重労働向けなので腰ベルトが大きく、価格も3万円以上と普段使いでは利用しづらかった。そこで、軽作業用で利用できる個人向け商品として〈サポートジャケットBb+Air〉を新たにラインナップに加えた

 同シリーズの製品は、「Bb+」で背骨を支え良い姿勢に導くとともに、太もも裏の「マッスルベルト」と、肩ベルトからバックボーン上部に繋がっている「Bbベルト」で、良い姿勢を維持しつつ前傾や持ち上げ、立ち上がりをアシストすることを特徴とする。

 今回、さまざまな現場に寄り添った製品開発に取り組んできた経験とこれまで培ってきたノウハウを活かし、「Bb+」の機能は維持しつつ腰ベルトをなくすことで低価格化と軽量化を実現。腹部の締め付けをなくし、身体への接触面積を最小限に抑えることで解放感と快適性も高めた。

 コルセットや腰痛ベルトとの併用も可能で、バックボーンを取り外した布部分は洗濯機で洗濯もできる。男女兼用で適用身長は150~190cm。約400gで希望小売価格は1万2800円。家電量販店などでの販売を想定している。