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AIが「食べログ」から「おひとりさま歓迎店」を見つけスコア化! 20万店掲載のグルメアプリ誕生【ヒトリ飯】

2020年9月6日 9:38 am

 ひとりで食事を楽しむ人が増え始めている中、DeepBrain(東京・駒込、山中茉理乃社長)は、全国約20万店の中から1人で食事できる近くの店舗を探せる、おひとりさま向けグルメアプリ「ヒトリ飯」http://hitori-mesi.com/を8月30日にリリースした

 「ヒトリ飯」は、「1人で入れるお店を知りたい」「1人でもおいしい物を食べたい」というニーズに応えるために開発したアプリ。1人で入りやすい店を「ひとり度スコア」として点数化してランキング形式で掲載したり、現在地の近くにある「おひとりさま歓迎店」を地図上で表示する機能がある。また、店舗の口コミ内容を確認する際に、お店の味や環境、ひとりでの入りやすさという重要部分に色を付けて表示することで、知りたい情報に目が行くようにした。

 「ひとり度スコア」は、グルメサイト「食べログ」に掲載されている全ての口コミから、AIが口コミを書き込んだ人が1人で食事したかどうかをチェックし、「ひとりご飯」を楽しんでいるか不満に感じているかの満足度も判断して算出する仕組み。1人客を歓迎する店については、「食べログ」の店舗情報や口コミなどがアプリに転載される(「食べログ」のデータ利用について同社は、「引用の目的上、著作権法上の検索エンジンに関する規定に則っている」としている)。

 店舗側からの掲載申し込みにも対応しており、店舗情報のみであれば無料で掲載する。1人客の集客増加を目指す場合は、月額1000円(税別)を支払うと、店舗から「おひとりさま向けメッセージ」を口コミに登録して自店についてアピールすることができ、それに合わせて「ひとり度スコア」も調整する。メッセージを掲載してお客さんに1人客が増えると、それに合わせてランキングも上昇するという。

 すでに掲載されている飲食店がスコアの変更を望む場合は、新しい情報が加わるとAIがそれを判断してスコアを更新するため、例えば飲食店が1人客を歓迎する口コミを登録するとスコアに反映されるという。これら集客促進を図る有料の「おひとりさま向けメッセージ」とアプリに広告を表示することで収益化を図る。

 同社は、「経営環境が厳しい飲食業界だが、おひとりさまニーズに十分に対応できているとは言えない。『ヒトリ飯』を通じておひとりさまユーザーの獲得と、そこかららリピーターになるファン作りを実現していく」としている。