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デリバリーのランチ容器も洗ってリユースする時代に! 東京・日本橋で実証実験開始【三井不動産など3社】

2023年7月26日 10:10 am

 三井不動産と三井不動産商業マネジメント、NECソリューションイノベータの3社は7月7日から、繰り返し使えるランチ用容器「+R Smart Lunch Box」を活用した実証実験を東京・日本橋室町エリアで始めた

 同実証実験は、三井不動産とNECソリューションイノベータが2021年1月から運営しているオフィスワーカー向けランチデリバリーサービス「COREDOシェアステデリバリー」(※)で使用するランチボックスの一部を、繰り返し使えるリユース容器「+R Smart Lunch Box」に置き換えるというもの。

 これにより、リデュース(廃棄物削減)とリユース(再利用)を促進するとともに、「+R Smart Lunch Box」を通じた楽しい体験の提供とサステナブルな取り組みの定着に繋げることを目指す。

 リユース容器の素地に利用されているPET/ABS素材のPETは、「PETボトルリサイクル推奨マーク」を取得しているもので、PETボトルのリサイクル材を25%以上使用したエコな素材である。また、ユーザーが楽しみながら環境に貢献できるよう10種類のカラーバリエーションを用意。カラーはランダムで提供される

 そして同容器の蓋にあるQRコードを読み込むと、「+R Smart Lunch Box」の色に応じて、異なるコンテンツを楽しめる工夫も施した。配信コンテンツは、コンテンツ作成に協力した中高生ならではの視点や感性が生きたエシカルコラムや写真のエフェクトデザイン、三井ショッピングパーク公式通販サイト「&mall(アンドモール)」での買い物体験など10種類以上用意し、リピート利用を促す。

 また、容器を指定の返却スポットに返すとスタンプが貯まり、「&mall」のクーポンとの交換や、抽選で「COREDO室町」の商品が当たるなど、楽しみながらエコに貢献できる仕組みも作った。返却された容器は各店舗で洗浄後、再利用される。

 同実証実験は三井不動産グループが運営・管理するビルのオフィスワーカーを対象に2024年3月29日まで実施する予定で、現在は〈欧風カレー ガヴィアル〉など3店舗が参加している。

※「COREDOシェアステデリバリー」とは
NECソリューションイノベータが開発したデジタルサイネージシステムとスマートフォン配信の仕組みを用いて、東京・日本橋の「COREDO日本橋」や「COREDO室町」などの飲食店のランチメニューを注文できるようにしたサービス。LINE公式アカウントで注文をとりまとめ、日本橋室町エリアを中心としたオフィスビルに集約配送する。