３つ星レストランが購入している「ブータン産松茸」をご存じ？【エフユーアイジャパン】

　秋の味覚の１つである松茸は高級食材として重宝されている。国産以外にカナダ産や中国産なども流通する中、東京都内に12店あるミシュランガイドに掲載された３つ星レストランのうち、４店が購入している「ブータン産松茸」をご存じだろうか。

　精密機器製造・販売などを手がけるエフユーアイジャパン（東京・六本木、福田紀章社長）は、2014年よりブータン産松茸を輸入・販売している。同社のスタッフがブータンに出向き、収穫から輸入まで行い、鮮度を維持しながら最短での出荷ルートを確立している。

　ブータンは気候、植生ともに日本に似ているといい、松茸の産地は2800～3500ｍと比較的標高の高い場所だ。ブータン産松茸の特徴として、虫に食われることがほとんど無いことに加え、薬品などを一切使用していないため残留農薬などの心配もなく、安心して食べられるという。

　同社は「香りや味わいとも国産の松茸と比べても引けをとらない最高の状態のものを日本に輸出しており、色の白いカナダ産などとは異なり、国産と見分けがつかない」と説明する。

　その日収穫したブータン産松茸を航空便で当日夜に輸出し、翌日には羽田空港に着く。都内の場合、即日配送可能だ。全国へも出荷しており、離島などを除き収穫から２～３日で店へ届く。「最近では熊本市場での引き合いが増えた」（同社）のだとか。

　コロナ禍により飛行機が減便となっていたが、今年は通常運航に復帰したため、9月末までの間、週5回の入荷を予定しているという。小売では「ブータン松茸SHOP」で販売している。