「食べ放題」「ビュッフェ」という単語を目にして、心が躍らない人はいない（個人の感想です）。好きな料理を好きなだけ食べられるというのは、まさに食のエンターテインメントだ。
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研が「食べ放題の中でも、どんなものを特に魅力的に感じるか（複数回答）」という質問では、半分以上の人が選んだ「焼肉食べ放題」（51.0％）がトップに。僅差で「お寿司食べ放題」（49.0％）が続き、外食の中で人気のジャンルが食べ放題でも上位に入った。
3位、4位には「デザートビュッフェ」（39.2％）、「ケーキ食べ放題」（37.3％）が並んでおり、食べ放題でのスイーツ需要が高いこともうかがえる。
また、5位「しゃぶしゃぶ食べ放題」（35.8％）、6位「サラダバー」（34.9％）、7位「かに食べ放題」（32.7％）、8位「フルーツ食べ放題」（30.2％）など、素材を楽しむものが上位に入った。
「食べ放題・ビュッフェでがっかりしたこと」について、最も多かったのは「ビュッフェで料理の補充が遅い」（31.8％）というもの。2位には「制限時間が短い」（27.2％）が入り、1位同様「食べ放題なのに思い切り食べられない」ということががっかりするポイントのようだ。
一方で5位には「がっかりしたことはない」（14.1％）が入っており、食べ放題・ビュッフェ全体の満足度は高いことがうかがえる。
なお、「食べ放題・ビュッフェにどれぐらいの頻度で行きたいか」について調査したところ、今後は「月に1回以上」が12.3％、「数カ月～年に1回程度」が47.1％と、コロナ禍前の「月に1回以上」12.1％、「数カ月～年に1回程度」44.9％を上回る数値となっており、需要の回復が期待できる結果となった。
なお、コロナ禍に入ると「月に1回以上」は4.3％、「数カ月～年に1回程度」は23.0％と大きく落ち込んだ。
食べ放題・ビュッフェを企画している飲食店は、これらの声を参考に顧客満足度の高い内容を打ち出すことで、リピーターになるかもしれない。
