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全従業員とLINEでつながり人事・労務管理も簡単に! 定額制社内情報共有サービスを提供【ファイブグループ】

2022年11月16日 1:05 pm

 「居酒屋いくなら俺んち来い。」「スパゲッティーのパンチョ」などの飲食店122店舗を展開するファイブグループ(東京・吉祥寺、坂本憲史社長)は、飲食業をはじめとした店舗型ビジネス向けに、パートやアルバイトを含む全従業員とLINEで情報共有・交換できる社内情報プラットフォーム〈conetto(コネット)〉https://conetto.me/ex/の提供を始めた

 同社は、約2000人の従業員を抱える中で人材の定着に取り組んだところ、「働きやすい環境」と「やりがいのある仕事」を提供することで「働きがい」を高めることが効果的であることが分かったという。そして、その実現のためにLINEと連携した自社開発のDXシステム(〈conetto〉パイロット版)を活用し、就業環境の改善や社内コミュニケーションの活発化、社内報を活用した社内情報流通の改善などに取り組んだところ、コロナ禍の2021年の人材定着率(6カ月のアルバイト在籍数から算出)が64.1%と、コロナ前の19年と比べて7.5ポイント改善。アルバイト1350人と正社員101人の採用に成功するという結果がでたという。

 そこで同社は、「アルバイト・パート店員にも会社の方針やメッセージを浸透させたい」や「ノウハウを共有しチームワークを強化したい」「アルバイトなどの入退社が頻繁で煩雑になる人事管理を簡便化したい」といった課題を解決する〈conetto〉を他社にも提供することとした。

 〈conetto〉はLINEを活用することで新たなシステムやツールを導入することなく全従業員とつながり、情報の共有・発信・管理ができるサービス。具体的には、従業員がQRコードを読み込むと社内LINE公式アカウントと友だち連携され、同時に自動的にクラウド人事データベースにその従業員のLINEアカウントが登録される。

 そのクラウド人事データベースでは、管理者はいつでもどこからでも所属・給与・住所などの従業員情報を参照でき、異動などの変更・更新も簡単にできる。また、メッセージアプリ機能を使えばLINE上でメッセージや社内アンケートなどの送信・管理ができ、YouTubeと連携した動画マニュアルの提供やシフト、給与明細の確認などさまざまなサービスとの連携にも対応している。

 さらに、従業員個人のLINEアカウントに社内報などを一斉送信した際に既読の把握ができ、個別の連絡やメッセージのやり取りだけでなく、人事データベースからスタッフのセグメント別にメッセージを分けて発信することもできるなど、利用方法はさまざまだという。ちなみに、同社で一斉配信した際には94%以上の既読率を実現したという。

 料金体系についても、従来のクラウドを使った人事管理サービスやメッセージアプリなどは利用者数に合わせて課金されるのが一般的だが、同サービスは利用人数に関係なく月額5万円(税別・以下同)と初期導入費用10万円で導入できるようにし、有料オプションとして入社手続きもLINE上で行うサービスなども用意している。今回、正式サービス開始に合わせて、12月31日まで初期導入費用無料などのキャンペーンを実施している。