動画制作・販促グッズ制作などを手掛けるはぴっく(神奈川・関内 http://haps.chu.jp/)代表の眞喜屋実行(まきやさねゆき)さんは、地域経済を回すための「通行手形」チケットを提案している。
どういうものかというと……。
例えば、ドミナントで展開する飲食店(A店)が、「居酒屋B店の名物料理○△が最高ですよ」「美容院C店の○○さんがステキ」などと、①同業者・異業種問わず、一緒に地域を盛り上げてくれる店(B店やC店)のおすすめ品やおすすめサービスなどを記入したポスターを店内の目立つところに貼り、大々的に訴求する。
そして、②そのA店に来た利用客に対し、会計時にポスターの内容を説明した上で「通行手形」を渡す。③お客さんが、おすすめされたB店へ通行手形持参で来店した場合、④B店は、来店客へ「きもち(特典)」を提供し、手形の半券を切り取る。④B店オーナーはA店オーナーにお礼を伝える――といった仕組みだ。
手順としては、まず、この取り組みに賛同する店舗(できれば3店舗以上)を募り、①眞喜屋さんが無償提供するデータの地域名&有効期限を変更修正し、チケットを印刷して参加店に分配する。②チケットの裏面に店舗印を押す。③ポスターを印刷し、おすすめ店を記入する──といった下準備が必要になる。
チケット持参のお客さんに渡す特典は、各店舗が自由に設定OK。共通特典ではないため店ならではの特色が出せる上、飲食店に限らず小売店なども参加が可能だ。通行手形チケットやポスターのデータは、はぴっくが印刷方法の解説書付きのものを無償で提供しているため、すぐに作成可能。印刷が難しい場合は印刷代行(※)も行う。
通行手形チケットやポスターの無償ダウンロードは、以下のフォームからの申込になる。
[#経済を回そう」チケット&ポスター受け取りフォーム(無料)
https://pro.form-mailer.jp/fms/a884b1b6192109
※デザインの一部のカスタマイズ(地域名・有効期限)を行い、切り取りやすいミシン目を入れたチケットの印刷代行。修正データの確認後に印刷手配を行い1週間ほどで印刷会社から直接届く。チケットは1万円札サイズ(160㎜×76㎜)、上質紙135キロ(厚め)、ミシン目入り(切り取りやすいように)。ワードやPDFでお店でも印刷しやすいデータのため、ポスターは各店舗にて印刷となる。
・印刷費(データ修正や確認等費用含む):
2000部・1万6500円、1000部・1万1000円、5000部・2万7500円(税込・送料込)。
※2000部の場合、10店舗で200部ずつ分けると1店舗あたり1650円となる。修正個所が地域名・有効期限以外にもある場合、価格が変わることがある。
まずは参加店舗を集めるのが最も大変だが、何もせず手をこまねいているよりは、新型コロナの打撃を受けた近所の店舗同士で結束しあって、身近な経済を回すことが大切かもしれない。