飲食店向け業務管理システムの開発・販売などを手掛けるワインスキャン(京都・烏丸御池、財津賢一郎)は、ワインの入出庫を簡単に管理し、棚卸しの手間を大幅に削減するワイン在庫管理アプリ〈ワインスキャン〉を開発し、体験版をリリースした。
従来のワイン在庫管理では、手作業で在庫を確認・記録することが多く、時間がかかりミスも発生しやすいという課題があった。そこで、ソムリエにどのようなことができれば効率的かや、逆に必要のない機能などを聞きながら、ソムリエにとって使い勝手のいいシステムを共同開発した。
体験版では、iPad(対象バージョンはiOS15以上)にアプリをインストールし、「色、生産国、生産リージョン、生産者名、ワイン名、ヴィンテージ、セラー場所、売価」などを入力して登録。注文があった際や当日の営業が終わった後などに出庫したワインのデータを探して「出庫登録」すれば、その後はボタン1つで棚卸が完了する。
同アプリでは、出庫したワインを調べる際にも、色や生産国、リージョン、生産者名などを画面ごとに選択して絞ることで探す手間を大幅に削減した。本サービス時には、ラベルを撮影して自動入力したり、すでに表計算ソフトなどに登録している場合は、そのデータを連携させて一括登録したりできるようにする予定だという。
9月上旬に本サービスをリリースする計画で進めており、利用料金などの詳細は未定となっている。