
2023年3月13日以降、新型コロナ対策として推奨されてきたマスクの着用が個人の判断に委ねられることになるが、飲食店での感染対策についてお客さんはどう考えているのだろうか。
ぐるなびは2023年3月3~5日、20~60代のぐるなび会員1000人に、飲食店が行う好ましい感染対策(複数回答)について聞いたところ、「感染対策はいらない」との回答は1割未満にとどまり、「換気」68.7%や「店員の接客時のマスク着用」57.0%、「席間隔の調整」50.5%について継続を希望している結果となった。
なお、「アクリル板などのパーティション設置」は2割強、「マスクケースの用意」、「配膳ロボット」は2割未満でランク外となり、機材や備品を使った対策の希望は少数派であるようだ。
また、13日以降の飲⾷店でのマスクの着⽤について聞いたところ、「飲食をするときだけ外す(会話の際は着ける)」が38.1%と、これまでの52.9%と比較すると減少傾向であることがわかった。
一方で、「飲食の始まりから終わりまでは外す(会話の際も着けない)」は35.4%から40.0%に、「店内ではずっと外したまま」は6.3%から11.7%に、「入店前からマスクはしない」は1.4%から7.1%と、それぞれ5ポイントほど増加。13日以降は、飲食時以外でも外す傾向が強まる結果となった。
「飲食店でのマスク着用に関するエピソード」では、「せっかくお店が用意してくれていても、必ずマスクケースにマスクが入り切らないサイズなのが気になる。特に大きいものを着けているわけではないのに(30代女性)」「マスクの置き場所に困り、あごマスクにすると、ごはんが何となく食べづらく、気になる(40代女性)」「マスクにカレーが付着した時、換えのマスクがなくて困った(30代男性)」「食べ放題に行くとマスクをつけている人とつけていない人がいて混乱することがある(40代男性)」など、飲食店側で対応できそうな困りごとも寄せられた。