買い手の要望に沿うことをモットーに不動産を販売する「KAERU不動産」を手掛けるPLAYWORK（栃木・宇都宮、掛布篤行社長）は、飲食店の空きスペースをテレワークなどの職場として提供するサービス〈GOWORK（ゴーワーク）〉（https://go-work.jp/）を始めた。
同サービスは、テレワーカーの支援とコロナ禍の影響を受けた飲食店の活性化を目的に開発されたもので、利用者はLINE公式アカウントで会員登録すると加盟店の情報を得られ、入店時と退店時に店舗に用意されたＱＲコードを読み込むと、利用分の料金が自動で決済される。
飲食店は、サービスドリンクを１杯提供し、コンセントとセキュリティWi-Fiを設置できれば、初期費用や掲載料金、月額料金などは一切かからず加盟できる。席数や利用時間は飲食店が決められ、サービスドリンク以外の飲食の注文については通常営業での対応となる。
ユーザーは空間使用料として90分まで660円、90分以上は終日利用で1320円を支払い、このうち70％が飲食店に還元される。誰がどの程度利用したのかを確認できるレポート機能も搭載し、利用者が複数の店舗を利用しやすいようスタンプラリー機能も提供しているので、掲載店の集客効果を高められるという。
現在は栃木県を中心にサービス提供しているが、県外でもゴーワークの目的に共感する店舗で写真素材を提供できれば無料掲載するという。テストマーケティングでの事例としては、某カフェで導入したところ月間50組の飲食収入10万円に加え、月額３万5000円の空間仕様収入を得たという。
