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アプリ1つで海外から日本全国の水産市場の鮮魚を仕入れ可能に!【ウーオ】

2023年2月24日 12:26 pm

 飲食店や仲卸と水産市場を繋いでスマートフォンで取引できるアプリ〈UUUO(ウーオ)〉(https://service.uuuo.co.jp/)を運営するウーオ(広島・大手町、板倉一智社長)は、海外で店舗展開する飲食店や小売業者などが日本の市場から鮮魚などを輸入できる〈UUUO importer〉をリリースし、まずはタイとカンボジアへの産直鮮魚の取り扱いを始めた

 〈ウーオ〉には、全国100以上の漁港から新鮮な魚介類や加工品が出品されており、飲食店の仕入れ担当者や仲卸、小売のバイヤーなどが利用している。同アプリの最大の特徴は、魚種や価格だけでなく、これまで電話などで確認することが多かった漁法や締め方、水揚げ日、お届け日などの内容が一目でわかることだ。

 また、各産地市場の水揚げ魚種や数量がリアルタイムで表示されるので、相場の予想やその日の仕入れに活用できる。さらに、ほしい魚が出品されていない時は「出品希望」のボタンを押すと、産地の業者がそれを見て検討できるようになっている。

 物流に関しても市場便で配送されるので宅配便に比べてコストがかからず、手数料はかかるものの普段取引している仲卸を通しての配送も可能だという。仲卸を使えない場合は宅配便での配送にも対応する。

 今回、輸出事業者との流通やスケジュールの調整をウーオが代行することで、新たに海外で展開している日本食レストランなどの飲食店や小売業者向けに、全国の市場から新鮮な魚介類を輸出できるようにした。すでにトライアルとして同アプリを使ってタイに金目鯛などを輸出しており、今後、エリアの拡大を図る。

タイへの輸出の様子(左は出荷した金目鯛・右は輸入事業者が飲食店に運ぶ様子)

 注文は1ケース(5㎏)から可能で、アプリの登録料や月額料金などはかからず、商品代金の約5~10%を手数料として支払う仕組みとなっている。