ピックアップHP/サイト/アプリ

閉店後もテイクアウト商品ロッカーで受け取り! 食品ロス削減へ池袋駅で実証実験開始【TABETE】

2024年3月25日 8:45 am

 フードシェアリングサービス〈TABETE(タベテ)〉を運営するコークッキング(埼玉・東松山、川越一磨)と東武鉄道、東武百貨店、アルファロッカーシステムを運営するアルファロッカーシステムの4者は3月21日、東京・池袋駅で閉店後に食品ロスになってしまったTABETE加盟店の食品をTABETEで決済し、ロッカーで受け渡しをする実証実験を始めた

 コークッキングは、18年4月から〈TABETE〉を通して、飲食店やカフェ、惣菜店などで賞味・消費期限が近いテイクアウト商品を値引きした「レスキュー価格」でユーザーに販売することで食品ロス削減に寄与している。一方で、主な〈TABETE〉の活用は店舗スタッフが受け渡しできる営業時間中に限られ、閉店後に余ってしまった食品の取り扱いは難しかった。

 そこで、営業時間終了後の食品ロス削減を目的に、ロッカーを活用した無人の受け渡しの実証実験を池袋駅で実施することとなった。今回の実証実験は、東武鉄道による場所の提供、東武百貨店内のTABETE加盟店舗の参加、アルファロッカーシステムによるロッカーの提供・開発、コークッキングの〈TABETE〉の活用により実現した。

 利用者は〈TABETE〉で決済後、引き取り予定時間に池袋駅構内に設置されたロッカーに行き、〈TABETE〉アプリに表示されるQRコードをロッカーにかざせば、ユーザーは遅い時間帯でも待ち時間なく商品を受け取れる仕組みとなる。コークッキングは、今回の実証実験を通して、更なる食品ロス削減と食の持続可能性の向上に向けて取り組んでいくとしている。

 実施期間は6月30日までで、決済可能時間は20時まで(各テナントにより異なりる)、引き取り可能時間は20時から(同)となる。サービス利用料は1食あたり「300円+商品のレスキュー価格」。