【第50回お題】 ●接客中級編● おかわりの伺い方
ドリンクのグラスが空いていたので、スタッフから「おかわりはいかがですか?」と聞かれた
問題
「おかわりはいかがですか?」より、さらにオーダーしたくなるフレーズを1つ答えよう
■解答
「おかわりは同じものにいたしますか?」「同じものをお持ちいたしますね」「ご追加されますか?」「次は何にいたしましょう」「2杯目は少ししっかりしたものがいいですか?」「先ほどと違った味わいのものをお持ちいたしましょうか?」「違うものに変えますか?」「次の料理には別の種類が合いますがいかがいたしますか?」「もう1杯お飲みになりますか?」「最後にもう一杯だけいきますか?」──など
■解説
第14回では「おかわりは大丈夫ですか?」という言葉遣いを修正するお題がありました。
そのときは『大丈夫』という言葉には2つの意味が含まれているので、ハッキリお伺いするように、とお伝えしました。
【サービスのチカラ】では毎回のことですが、全く同じフレーズの使いまわしはマニュアル接客になるので、お客様のことをとらえつつ、最適なフレーズを用意しておこう!という考え方を発信しています。
おかわりを伺うときのお客様の進行状況やシチュエーションは違うので、4つに仕分けして解説していきます。
①同じものをおかわりされる可能性……ビールやハイボール、レモンサワーなど、同じものが続く(続きそうな)お客様にいちいち銘柄確認せずに
「おかわりは同じものにいたしますか?」「同じものをお持ちいたしますね」
②空なので追加される前提……飲むペースが速い方やたくさん飲みたい(飲みそうな)お客様に『当然』のつもりで
「ご追加されますか?」「次は何にいたしましょう」
③次は違うものを提案し興味を惹く……色々な種類を飲みたい方やチャレンジしたい方、料理に合わせたい方、またワインや日本酒など進行状況と合わせて飲みたい方へ
「2杯目は少ししっかりしたものがいいですか?」「先ほどと違った味わいのものをお持ちいたしましょうか?」「違うものに変えますか?」「次の料理には別の種類が合いますがいかがいたしますか?」
④最後のひと押し……後ろ髪引く伺い方へ『1杯だけ』フレーズ
「もう1杯だけお飲みになりますか?」「最後にもう1杯だけいきますか?」
「おかわりはいかがですか?」と毎回伺うよりも、解説例のように場合によっては会話をしているかの如く伺う方が近しい距離感の接客ができるし、より具体的な進行状況の把握と好みを知ることができます。
他にもファーストオーダーの際に「2杯目にには○○がいいですよ」などと伏線を張っておくと「さっきお兄さん(お姉さん)がオススメしてくれたやつちょうだい!」と言ってくださいます。
また③は、飲んでいる最中にいくつかボトル(瓶)をお持ちして「次はこんなラインナップからオススメしたいと思ってます」と先手で入ってもいいでしょう。
フィードバック(感想)を伺いつつ、お客様の好みの傾向を知りながら対応することで、自然といつの間にかおかわりをする流れが作れます。当然ながら、押し売りしてはいけないので、常にお客様の表情・行動・会話を見聞きしておきましょう。
【第51回お題】●接客上級編● フィードバックの伺い方
スタッフが空いたお皿を下げるときに「お味はいかがでしたか?」と聞いてきた
問題
この場合、お客様は「おいしかったです」と言わざるを得ない。具体的にフィードバックをいただけるようなフレーズに変えよう
解答をお送り頂いた正解者の中から抽選で3名に、遠山啓之さんサイン入り書籍「サービスのチカラ 今からできる!笑顔のアクション接客編」(外食産業新聞社刊・税込1980円)を進呈します。
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