トークンエコノミー(代替貨幣を用いた経済圏)型グルメSNS「シンクロライフ」内で貯めた仮想(暗号)通貨「シンクロコイン」を、「サーティワン アイスクリーム」や「上島珈琲店」、「ミスタードーナッツ」、コンビニエンスストアなど全7ブランドの24商品を購入できるギフト券と交換できるサービスが始まった。
飲食店の食レビューの投稿や飲食代からの還元により、ポイントの代わりに世界中の仮想通貨市場で取引できる「シンクロコイン」が貯まる「シンクロライフ」を運営するGINKAN(ギンカン、東京・青山一丁目、神谷知愛社長)が、スマホ上で使えるギフト券「eギフト」の発券から流通・販売までを手掛けるギフティ(東京・五反田、太田睦社長)が提供する法人向けサービス「giftee for Business」と連携し、暗号通貨「シンクロコイン」でeギフトを購入出来るようにした。
「シンクロライフ」では、ユーザーは食レビューの報酬としてや、サービス加盟店で飲食した会計金額の1~5%(店舗側が設定。キャンペーン時は最大20%)相当分を「シンクロコイン」として受け取る。今回追加したサービスでは、「eギフト」を「シンクロコイン」で購入でき、購入から店舗での利用までを「シンクロライフ」内のウォレット機能の操作だけで完結するため、ほかのアプリをインストールしたり起動する手間がかからない。また、購入した「eギフト」をほかの人にプレゼントすることもできる。今後、利用できるブランドは順次追加する予定だ。
「シンクロコイン」は、市場取引レートによって一定期間ごとに価格が変動する暗号通貨で、同社は「ユーザーの『シンクロコイン』を貯めるモチベーションが高まることで、加盟店にとっても集客効果が期待できる。先行投資なしで、完全成果報酬で集客できるリスクゼロのサービスとして、今後も飲食店のマーケティング課題の解決を目指す」とコメント。「シンクロライフ」には現在、21万件の食レビューと10万件以上の飲食店が掲載されている。また、加盟店は首都圏を中心に200店舗以上となっており、年内に3000店舗の加盟を目指す。