モバイルアプリの企画・開発・運用などを手掛けるfoodrobe（長崎・つつじが丘、加藤清紀社長）は３月29日、飲食店やプロの料理家がヴィーガンやグルテンフリーなどヘルシーメニューのレシピを投稿すると閲覧数に応じて収益化できるアプリ〈foodrobe（フードローブ）〉iOS版（https://foodrobe.com/）をリリースした。
いつも満席だった行きつけの店がコロナ禍でまったくお客さんが入らない状況を目の当たりにして、飲食店を助けたいという想いから飲食店がコストゼロで自店のレシピさえあれば収入を得られるサービスを開発したという。
また、ヴィーガンやプラントベース、アレルギーなど食に制限があるレシピは投稿数が非常に少なく、見つけて作ってみても味が薄かったりと満足できる味にならないことが多かったことから、同アプリでは「美味しいと健康の両立」をキーワードにヴィーガン、プラントベース、マクロビ、グルテンフリーなどの健康を中心にした料理のレシピを中心に掲載する。それによりユーザーは、化学調味料を使わずにうま味や香りを引き出すプロの方法を自宅でも試せるようになる。
また、旬の食材に関する情報や産地特性、生産者の想いやこだわりを読めるコラム欄を用意することで、食材を取り寄せたり今後の買い物や旅行時の参考にしたりという行動につなげ、生産者や漁師などを応援したいとの想いもある。現在、ミシュラン掲載店から地方の飲食店、著名料理家などプロのレシピが52例紹介されており、来月には100前後にまで増やす予定だ。
ユーザーは、アプリをダウンロードし会員登録すればプロのレシピを見ながら料理できる。無料会員は10レシピ限定で閲覧でき、画面にはポップアップ広告が表示される。月額980円のプレミアム会員になると、レシピを無制限で閲覧できるほかランキング情報やレシピ投稿レポートを見られ、ポップアップ広告も非表示にできる。また、プレミアム会員限定のイベント開催も計画している。
飲食店や料理家のレシピは、同社の審査を通れば掲載される。全体の売上の50％が投稿者全体の収入となり、それを各投稿の閲覧比率に応じて配分。決済手数料などはfoodrobeが負担し、投稿者の負担はゼロとした。
