集客テイクアウト/デリバリーピックアップその他

最短1日から営業できる「キッチンカーお試しサービス」開始【ClickDishes】

2021年11月5日 12:23 pm

 カナダ生まれのテイクアウトアプリ〈ClickDishes〉(https://corp.clickdishes-take-out.com/)を日本で展開するClickDishes Japan(東京・大森、塚本信仁社長)は、キッチンカー事業を始めたいと考えている飲食店や個人を対象に、最短1日からキッチンカーをレンタルできるサービスを1都3県で始めた

 コロナ禍によりキッチンカーを始める人が増える一方、競争も激しくなり廃業も同時に増えている。また、初期投資は店舗を構えるよりは少ないものの約350万~1000万円必要となることから、同社では本格的にキッチンカー事業を始める前に、実際にキッチンカーの出店を試し、採算性や事業としての継続性を判断出来るスキームを提供する目的で同サービスを開発した。

 キッチンカーの開業に必要となる手続きは不要で、どういう料理を販売するか決まっていない場合は、中食事業に特化した専任スタッフが無料でアドバイスする。レンタル料は保険料込みで1日2万5000円~で、都内近郊のタワーマンションなどの販売場所も提供。利用者はガソリン代や光熱費、容器代、食材費などを負担する。また、テイクアウトアプリ〈ClickDishes〉を導入することが条件となり、アプリの利用料金や決済手数料なども含めたサービス手数料として売上の15%を同社に支払う必要がある。商品の支払い方法としては、アプリによる事前決済と現地での現金払いに対応する。

 キッチンカー事業が初めてという利用者向けには、有料オプションとして弁当販売など中食関連事業を手掛けるグループ会社Cqreeのネットワークを活用し、食材、包材などの仕入れをサポートする。参考例としては、有名店監修のレトルトパウチのハンバーグが1食240円程度となり、容器は種類にもよるが平均1個50~60円だという。

 同社では「本格的にキッチンカーを開業した際に想定される収支を事前に判断できるため、事前に計画していた売上・利益のギャップを防ぐことができる」と説明。同社は今後もテイクアウトアプリ事業をベースに飲食店の販路拡大や、飲食業界に興味のある人に門戸を広げる事業を強化していくという。