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テイクアウト、デリバリー、前売り食事券機能を「TableSolution」未利用店舗にも無料開放【TableCheck】

2020年4月17日 8:08 am

 飲食店の予約・顧客管理システムを開発・提供しているTableCheckは、新型コロナウイルスで被害を受けている飲食店を支援するため、予約・顧客管理システム「TableSolution」に新たに追加した「テイクアウト」「デリバリー(ネット通販)受付」「前売り応援プラン」の機能を「TableSolution」を利用していない店でも利用料無料で使えるようにした

 同社は、テイクアウトやネット通販の注文ごとに発生する割高な手数料が飲食店にとって大きな負担になっていることや、既存のテイクアウト、ネット通販サービスに申し込みが殺到していて利用開始までに数週間かかったり、新たにテイクアウトなどを始めても告知や集客にさらに多くの費用や手間がかかったりという課題を解決するために、今回の取り組みを企画した。

 無償提供するのは、24時間自動での予約受付や店の希望に応じた受取時間の設定、事前決済、顧客情報の一元管理ができる「テイクアウト」、全国から注文を受け付けて、販売数量や配送可能時間を設定して商品を発送できる「デリバリ―(ネット通販)受付」、店のファンに未来の食事券を販売することで、休業中でも売上を確保できる「前売り応援プラン」の三つ。さらに、月間101万人が利用する飲食店検索・予約ポータルサイト「TableCheck」に、店舗情報やメニューの紹介などの特集記事を掲載して集客を支援する。

 対象となる店舗は、通常営業時に予約を受け付けている飲食店やカフェ、カラオケなどで、通常時に予約対応していないラーメン店や居酒屋などは利用できない。初期・月額費用、注文手数料を無料とし、決済手数料(3.6%)のみ飲食店負担となる。決済機能を利用しなければ、最短1営業日でサービスを始められ、通常は数日以内で利用開始となる。無料提供期間は9月末までを予定している(状況に応じて延長を検討)。またSMS送信などオプション機能を利用する場合は、別途費用が発生する。

 現在、同社が展開している予約・顧客管理システム「TableSolution」は25カ国・地域、約4900店舗で利用されており、「TableCheck」の会員数は200万人(4月15日時点)となっている。