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月商100万円以上のデリバリーブランド提供するFC事業開始【REARS】

2022年1月25日 1:41 pm

 〈UberEats〉や〈DiDi Food〉などのフードデリバリーで150ブランド以上を展開し累計売上高4億円以上を達成しているREARS(リアーズ、大阪・本町、後藤靖佳社長)は、フードデリバリーで月商100万円以上・リピート率30%以上の3ブランドを軸にしたフランチャイズ事業〈デリバリーブランドシェアリング〉https://rears.co.jp/sharing/を始めた

 同社は2018年、イートインでの食品ロス削減を目指した〈FOOD PASSPORT〉サービスを開発・運営し、順調に拡大していたもののコロナ禍によりサービスを停止。その後、飲食店の料理をフードデリバリー専門ブランドにリメイクし、ブランドロゴ作成やメニュー構成などを提案することで「コロナ禍でも売れるデリバリーブランド」へ変えていく事業に方向転換し、数々の飲食店をプロデュースしてきた。今回、その中から売上実績のあるブランドを、他店でも手軽に導入できるサービスとしてFC事業に乗り出した。

 

 加盟すると、調理レシピや食材仕入れ先の提供に加えて、動画・ウェブ会議研修、アプリのページ制作・撮影、販促物、アプリ内での上位表示対策、アプリのキャンペーンの最適投入、顧客満足度の測定などを追加料金なしでサポートする。料理の調理時間は約5分で、数時間の動画研修で誰でも作れるようになっており、加盟申し込みから最短1カ月で始められる。

 店舗側はアプリ用タブレットや箸袋、印刷物、容器、2回目以降のモニター調査費などに関して実費を支払うこととなる。また、サイドメニューの食材や調味料などの一部については店舗側で仕入れることもあるという。

 デリバリーアプリからの売上はREARSに入金され、総売上から仕入れ費用などを引いた金額が店舗に振り込まれる。例えば、今回提供するブランドのうち「ハラミ・ローストビーフ丼専門店 ハラミと米」と「絶品手羽と唐揚げ! 旨手羽家」の収益モデルでは、店舗側の家賃を含まない粗利益は20%前後となっている。

月商100万円以上の3ブランド

 料金プランは2種類用意。初期費用は共に1店舗あたり税別30万円で、月額料金は売上の5%(税別)と固定5万円(同)から選べる。このため月商100万円以上の場合は固定の方が得にある仕組みだ。

 同社は、サービス開発の目的について「本来ならば外部に提供したくない仕入れ食材や調理方法、ノウハウなどを、フード提供側の飲食店と当社が協力して丸ごと他店舗に導入できるサービスに組み立てた。全国の飲食店を1店舗でも支えたい」と説明した。