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アルコールテイスト飲料を店で飲む人は3割、20~30代女性は「サワー」と「カクテル」が好き【ぐるなびリサーチ部調べ】

2022年1月26日 8:56 am

 アルコール度数が1%未満で、味わいが酒類に似ている「アルコールテイスト飲料」。コロナ禍による「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」で酒類提供の制限が要請される中、多くの飲食店で提供され、売上に一役買った。

 製造方法の進化で一段とアルコールに近い味わいとなり、料理を引き立たせる飲料として、飲食店や消費者から支持されている。

 ぐるなびリサーチ部は1月14~16日、20~60代のぐるなび会員1000人を対象に、「アルコールテイスト飲料」に関して調査した。

 「コロナ禍でそれ以前と比べて、アルコールテイスト飲料を飲む機会に変化はありましたか」の問いでは、40.8%が「変わらない」と回答。「増えた」は9.7%、「減った」は18.0%だった。性年代別では、「増えた」と答えた割合が高かったのは20~30代男性だった。

 「コロナ禍でアルコールテイスト飲料を飲む機会は、どなたと一緒の時が多いですか(複数回答)」では、「ひとり」が36.8%と最多。次いで「家族」28.6%、「友人」27.9%、「配偶者」23.5%の順だった。

 「コロナ禍でアルコールテイスト飲料を飲む機会は、どのような時が多いですか」の問いには、「家での食事」が40.3%「飲食店での食事」が29.9%だった。

 「アルコールテイスト飲料を飲む頻度について教えてください(複数回答)」では、「週に1回以上」に人が42.1%で、年代が上がるほど頻度も増加傾向だった。

 「アルコールテイスト飲料を選ぶ際に、どのような点を重視しますか(複数回答)」の質問には、「味わい」が59.3%で最多だが、男性52.6%、女性68.4%と、約16ポイントの開きがあった。

 最後に「どの種類のアルコールテイスト飲料を飲んでいますか(複数回答)」では、「ビール」が53.9%と最多だが、20~30代女性では「サワー」と「カクテル(甘め)」が上回った