入口対応はお店の顔。そこから店内の印象をもっと向上させることができます。 |
【第24回お題】 ●入口対応編●
完全に満席状態で、この後の多くのご来店のお客様にはお待ちいただくことになります。
問題
お待ちいただくお客様が、少しでも気分よく待てる対応を2つ以上考えよう
▼補足情報
※テクノロジーは不使用
例:順番待ちできるネットやアプリ
■解答
①ウェイティングボードを用意 ②椅子を用意 ③メニュー表をお渡しする ④お茶などを配る ⑤瓶ビールなどキャッシュオン ⑥オーダーを伺っておく ⑦席に着かれたときにプレゼント ⑧「お待ちいただきありがとうございます」 ⑨ストーブ(扇風機)など環境に応じた備品 ⑩電話番号を伺って準備ができ次第ご連絡など
■解説
満席だから、お待ちいただくことは致し方ない……と思っていると、いつしか雑な対応になっていきます。本来は「1秒でもお待たせせずスムーズにご案内」が望ましいので、お待ちいただくことはありがたいことです。
①ウェイティングボード……昔からある順番にお名前や人数を書いていただくもの。今は特別なアナウンスをしなくても、置いておくだけで記入してもらえる。ご案内した席を把握しておけば、お名前GETにつながる
②椅子を用意……はじめからセッティングしてもいいし、少しだけお待ちいただく際には店内の椅子を持ってきてもいいので、ずっと立たせない
③メニュー表をお渡しする……待っている間も楽しめ、席に着いてすぐにオーダーできる
④お茶などを配る……3オンスくらいのプラカップや紙コップなどでお配りする。お店の特徴的な飲み物であればなお良い。冬は甘酒やホットチャイなども
⑤瓶ビールなどキャッシュオン……キャッシュオンつまりその場で会計を済ませておければ、飲みながら待てるお客様と、そこで売上が立つお店側のメリットが合う
⑥オーダーを伺っておく……③を活かし、理想はご案内直前に伺いオーダーを通しておければ、席に着いてからお待たせしない
⑦席に着かれたときにプレゼント……どちらかというと、ご迷惑をおかけしてお待ちいただいたときに、挽回の意味も込めてスパークリングワインなど一杯目をプレゼント
⑧「お待ちいただきありがとうございます」……お待ちいただいたことに感謝の声かけを
⑨ストーブ(扇風機)など環境に応じた備品……寒かったり暑かったりするので、そう感じさせない準備を
⑩電話番号を伺って準備ができ次第ご連絡……席が準備できる頃まで、周辺を探索・堪能していただき、順番にご連絡を。手間はかかるが、お客様のストレスはかなり軽減される
最近は、ネットで席の順番待ちを入れたり、そのお店独自のアプリなどで通知をもらえたりしますが、まずは経費がかからない、もしくは少額でできそうなものを中心に解答例としました。
ここで重要なことは、どうしてもお待ちいただかなければならないので「お待ちいただきありがとうございます」という感謝の気持ちを持ち「少しでも気分よくお待ちいただくためには……」という配慮(表現)を行うという「感謝+表現」をいかに行うか?
お待ちいただけることは、お客様の貴重なお時間を拝借しています。そこに感謝の気持ちがないのは言語道断。そして、その感謝の気持ちを表さないと伝わらないことを知ることも重要です。
①~⑩はそんな「感謝+表現」の例として、現在または新店舗での想定を広げ、独自のウエイティングの仕組み構築に役立てていただきたいと思います。
【第25回お題】●接客初級編●
お客様のグラスが空だったので「おかわりは何かお持ちいたしますか?」または「何かオーダーされますか?」とお声がけをしたところ、モバイルオーダーを導入したため「もう携帯からオーダーしました」と返答された
問題
どのように伺えばよかったのか?声かけのフレーズを答えよう
この1年で、モバイルオーダーを導入する飲食店が増えてきました。接客力のあるスタッフは以前のように、空いているグラスが気になり声をかけます。
しかし以前との違いは、すでにお客様自身がオーダーされていることが増えたこと。お題のようなことが増えると、お客様は煩わしく感じてしまいますよね。
正解者の中から抽選で、遠山啓之さんサイン入りの「サービスのチカラ 今からできる!笑顔のアクション接客編」(税込1980円)を3名に進呈します。応募締切は1月14日(金)到着分まで。
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