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資源保護に配慮した水産物を取り扱う専門BtoBサイトがオープン!【シーフードレガシー】

2021年12月10日 9:14 am

 現在、世界的なSDGs(持続可能な開発目標)推進の機運も後押しとなり、「サステナブル・シーフード」への関心が高まりつつある。

 サステナブル・シーフードとは、水産資源や海の健全性が長期にわたって確保される方法をとっている漁業で獲られた水産物のことだ。具体的には、ASC認証あるいはMSC認証「海のエコラベル」を取得した漁業で獲られた水産物をいう。

 ASC認証は、ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)が認証する、環境と社会への影響を最小限にして育てられた養殖の水産物に与えられるもの(下左ラベル)。

一方、MSC認証「海のエコラベル」は、MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)が認証する、水産資源と環境に配慮した漁業で獲られた、天然の水産物に与えられる(下右ラベル)。

 こうした流れを受けて、シーフードレガシー(東京都中央区、花岡和佳男社長)はこのほど、​​サプライチェーンのサステナブル・シーフードに特化した売買をサポートする、BtoB専用ウェブサイト「Sustainable Seafood Catalog(サスシーカタログ)」(https://seafoodlegacy.com/catalogue/)を開設した。

 「サスシーカタログ」では、日本国内で調達可能なサステナブル・シーフード、または認証取得可能なレベルのサステナビリティを目指す漁業、養殖業による水産物のみを紹介する。現在は15社から提供される約70商品を掲載しており、今後随時増やしていく予定だ。

 ASC認証やMSC認証などサステナブル・シーフードの認証取得の有無をはじめ、取扱会社名、産地、加工形状や最低ロットが紹介されており、用途に合わせて選択できる。

 また原産国、認証の種類、魚種、加工、取扱業者について、ニーズに合った商品があるかどうかも検索可能だ。

 今後、飲食店を選ぶ際に「自然環境や社会、経済の持続可能性を持つサステナブルな食材を使っているかどうか」が選択基準の1つになっていくだろう。店で使用している魚介類がサステナブル・シーフードであれば、企業として大きくPRできるかもしれない。