ぐるなびリサーチ部が全国の会員1000人を対象に10月2~3日に実施した調査によると、「緊急事態宣言」解除後の外食機会について、全体では約6割が増えると回答し、中でも60代で7割を超えた。一方で30代は5割を切り、年代別での意識の違いが顕著に表れた。
ぐるなびが10月1~10日のネット予約数と9月1~10日を比べたところ、予約数は約2.5倍になった。そこで、宣言解除後の外食予定についてアンケート調査を実施。9月と比較しての外食機会の増減については、全体で59.1%が増えると回答。年代別では60代が70.4%と突出しており、続いて50代の62.1%となった。20代と40代が共に58.1%と続いたが、30代は46.5%と唯一5割を切る結果となり、年代によって意識が異なることが分かった。
「外食で意識すること」については、「少人数で利用」「換気の良い店」「密が避けられる」「衛生管理の徹底」と感染症対策が店選びの基準となる状況は続いていた。
「ワクチン接種証明」については、76.2%が「安心につながる」と回答しており、国の施策にも左右されるが、いち早く対応する仕組みを作ることが差別化につながるかもしれない。