トイレを流すたびに、もこもこの泡で便器を洗浄してくれる高級泡洗浄便器を導入したいと思いつつ、価格面や物理的な理由で諦めていた飲食店にとっては朗報かもしれない。
家電製品の企画・開発や製造・販売を手がけるサンコー（東京・秋葉原、山光博康社長）は9月24日、『もこもこ泡で飛び跳ね抑制「後付けトイレバブル洗浄機」』税込4980円を発売した。
工事不要でトイレに簡単に取り付けられる、後付けの泡洗浄機だ。取り付けは付属のシートで固定。
左右どちら側にも取り付けが可能で、付属のボトル（350ml）に、水で2～10倍程度に薄めた家庭用の台所洗剤を入れて使用する。
前面のタッチセンサー部をタッチすると、泡が20秒ほどトイレ内部に放出し、泡のクッションを作り出す。
放出された泡が飛びはねを押さえ、泡のコーティングで汚れをつきにくくする。USB充電式で、約2時間の充電で約100回動作する。
自動洗浄ではないため、お客さんにはPOPなどで「ここをタッチしてください。もこもこの泡で消音効果あり！ ハネが少なくなります！」といった誘導は必要かもしれない。
トイレのニオイや汚れの原因、飛びはねを抑えつつ、掃除の回数を減らすことで従業員の負担も軽減できる泡洗浄トイレに簡単に変身できるので、導入検討の余地はありそうだ。
