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飲食店向け取り皿のサブスクサービス「sarasub」が導入店舗を募集開始【ニッコー】

2021年7月21日 10:00 am

 陶磁器メーカーのニッコー(石川県白山市、三谷明子社長)は7月14日、飲食店の食器調達を支援する、取り皿のサブスクリプションサービス「sarasub(サラサブ)」https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/sarasub/)をローンチし、導入店舗を募集している。

 ニッコーは1908年に創業。原料加工から最終工程に至るまで、石川県の自社工場で一貫して製造を行なっており、一流ホテル、一流レストラン、有名百貨店などで多数の採用実績があるという。

 現在は陶磁器のほか、浄化槽や高級システムバスなどの住設環境機器や、機能性セラミック商品など幅広い商品を開発・製造している会社だ。

 「sarasub」は、取り皿を購入するのではなく、毎月定額でレンタルすることで、飲食店にとっては初期コストを抑えながら、同社の上質な取り皿を使用できることがメリットとなる。お客さんの一番近くにある取り皿をグレードアップさせることで、顧客満足度向上にもつながるという。

 また、これまで欠けや割れで廃棄せざるを得なかった食器をニッコーに返却することで、産業廃棄物にかかっていたコストも削減できる。

 契約満了後に食器は回収され、できる限りリユース(再利用)・リペア(修理)・リファービッシュ(再製造)を行い、使えなくなったお皿もリサイクルすることで、食器の循環を目指す。

 食器の所有権は同社が持ち続けることで、リニア型(一方通行型)のシステムが抱えていたジレンマを解消し、同社が従来から取り組んできた、食器の耐久性向上に向けた取り組みをさらに加速させることができる。

 外食産業もSDGsに基づいたサステイナブル経営が求められるなか、資源を使い捨てることなく使い続ける「サーキュラ―エコノミー」(循環経済)の考えを取り入れた「sarasub」は、一考の余地がありそうだ。「金額などの詳細については、サイトから問い合わせてほしい」(同社)という。

■サービス概要
主力の取り皿5種類から、好きな食器を毎月定額で利用可能。
・契約期間:2年プラン、3年プラン~
・枚数:50枚~
・種類:エクスクイジット・ウユン・フラッシュ・インフィニティ・オリエンタル

【sarasub】https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/sarasub/