飲食店の仕入管理でデジタル化が進む一方、メニューのレシピ情報の入力・更新作業や社内共有などの管理業務を紙やエクセルで行なっている店も多い。
そこで、外食業界向けにデジタルプラットフォームを運営するインフォマートは4月13日、飲食店のレシピ作成を補助し、管理や共有をデジタル化する新システム「メニューplus」(https://www.infomart.co.jp/asp/buyer/menuplus/index.asp)をリリースした。
「メニューplus」は、利益体質の経営をサポートすることを目的に、直感的に操作できるユーザーインターフェイスでレシピ作成を補助する機能を搭載。メニューのレシピ作成から管理・共有までの作業工程をデジタル化することで、これまでかかっていた作業時間と労力を削減するとともに、「メニュー原価の見える化」も実現した。
具体的には、メニューのレシピ食材を組み合わせるだけで、調理工程や仕入商品の設定、店舗への共有などタスクごとに登録をアシスト。定期的なメニュー改編もシステムが手順に沿って管理業務の操作をナビゲートする。また、店舗別のメニュー原価率を算出できるので、仕入食材や店舗の購買活動の見直しなどの利益率向上にも役立てられる。7月にはメニューの標準原価と理論原価を自動比較する機能もリリースする予定だ。
店舗スタッフは、スマホやタブレットがあればどこででもレシピを閲覧でき、写真や調理の動画を共有することでレシピ工程を簡単に把握し、文字では伝わりにくい細部も伝えられるので、誰が作っても同じ完成度で安定した品質の料理を提供できる。
同社の「BtoBプラットフォーム受発注」を導入していなくても利用できるが、導入している場合、原価などの情報が自動で入力されるので、より利便性が高まるという。パソコンやタブレット、スマートフォンがあれば専用端末は必要なく、利用料金は導入する店舗数などで変動するが、月額1万9300円~(初期費用は別)となっている。