加工品(野菜・果物)ピックアップこんな食材

福岡産の農産物を六本木でプッシュ!【JA全農ふくれん×アマンド】

2019年10月1日 3:13 pm

 JA全農ふくれん(全国農業協同組合連合会福岡県本部、大坪康志県本部長)は、キーコーヒーの子会社で喫茶店業態「アマンド」を展開するアマンド(東京・内幸町、茂田優社長)とコラボレーション。東京・六本木の「アマンド 六本木店」で、福岡産の果実や野菜を使用したメニューを20年2月29日までの約6カ月間にわたり毎月展開する。「ふくおかブランド」食材の魅力発信や生産者支援を行う。

 10月31日までは、福岡産のいちじく「博多とよみつひめ」「蓬莱柿(ほうらいし)」2種を使用した〈贅沢いちじくのデザートシェイク~赤ワインソース&ヨーグルト仕立~〉と〈いちじくのナポレオンパイパルフェ~キャラメル仕立~〉各1000円(税別・以下同)を提供する。また、店内のメニュー表では「博多とよみつひめ」「蓬莱柿」それぞれの特徴を紹介し、いちじくの食べ方やオンラインショップのQRコードを掲載。料理を通じた生産地へのリンクを行う。

 今回のコラボに際し、髙津剛JA全農ふくれん園芸部東京営業所所長は、「県人会で茂田社長が福岡産の農作物に興味を持ったのがコラボのきっかけ。果物を中心とした8品種の農作物を楽しんでもらい、福岡のファンになってほしい。六本木は情報発信地でもあるので、利用者にはSNSや口コミなどで福岡産の食材の良さをどんどん語ってもらいたい」と期待を寄せる。

 アマンドの茂田優社長は「私自身が福岡出身ということもあり、『アマンド 六本木店』がハブとなって地方と六本木を結びつけることで、地方創生の役に立ちたい。同店が(1964年に)開店して以来、55年間培ってきたデザートや洋食の力で福岡産の野菜や果物の良さを伝えたい」と述べた。

茂田優アマンド社長(左)と、髙津剛JA全農ふくれん園芸部東京営業所所長

 今後はかんきつやサラダ菜、柿、博多あまおうなどを使用したデザートやフードを、食材の旬に合わせて月替わりで展開する。また、インスタグラムやツイッターなどのSNSを利用した連動企画も検討中だという。

 福岡をはじめ、新鮮でおいしい農水産物を生産している地域は非常に多い。先日ここで紹介した農水産物直接売買アプリ「OWL(アウル・現在は事前登録受付中)」などを活用して、地方産のこだわり食材を仕入れることで繁盛店に近づけられるかもしれない。