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今年、家庭で流行ったのは「ホットプレートごはん」!! 来年の「内食」トレンドは?【クックパッド】

2020年12月6日 9:27 am

 2020年の総括にはまだ早いが、とにかく今年はコロナに翻弄された1年だった。それは飲食業界のみならず、一般消費者も同じだ。

 今年の「内食」(家庭内食)では何が流行し、2021年は何が注目されそうなのか。お客さんの食への関心や心理が直結するだけに、飲食店としては内食のトレンドを知っておくのは重要なことだ。

 クックパッドは、レシピサイト「クックパッド」の検索データ分析ツール「たべみる」や「クックパッドニュース」のアクセス数などのデータなどをもとに、今年を代表する家庭料理のトレンドを選出する「食トレンド大賞2020」「食トレンド予測2021」を発表した。

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■大賞は家族で一緒に楽しめて調理や後片付けも簡単な「ホットプレートごはん」

 「食トレンド大賞2020」の大賞は「ホットプレートごはん」
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により自宅で過ごす時間が増加。いかに調理の負担を軽減しながら家族を満足させられるかが課題になった。

 ホットプレートは「クックパッド」でも検索頻度が上がったキーワードのひとつで、臨時休校が始まった3月以降に検索頻度が急増し、ピーク時の5月は2月と比較して2.8倍になった。

 同社は「ビビンバやピザなど、子どもと一緒に作れるホットプレート料理は、調理自体がアクティビティとなるだけでなく、外出ができないストレスの発散にもつながり、食卓のマンネリ解消にも一役買った」と指摘する。

 そのほか、入賞したワードは以下の通り(以下の写真はクックパッドより引用)。

・「ダルゴナコーヒー」
韓国のアイドルがSNSで紹介するやいなや人気に火がつき、日本でも真似て作る人が続出。牛乳の上に泡立てたコーヒーを乗せるだけというシンプルさと、見た目のかわいさがヒット。

 

・「台湾カステラ」
四角くて大きな形が特徴の台湾のスイーツ。薄力粉や卵、牛乳など使い慣れている製菓材料でできる手軽さと、シュワシュワプルプルの食感で人気急上昇。春以降の外出自粛の影響で、お菓子やパン作りをする人が増えたことも人気を押し上げる要因に。

・「オートミール」
ダイエットに役立つヘルシー食材がランクイン。例年、ダイエット食材はお正月やGW、お盆などの長期休暇後に検索頻度が伸びる傾向にあるが、今年は新型コロナの影響で「コロナ太り」を解消するために取り入れる人が増え、5月以降も高いまま推移。

・「おうちで楽しむ旬レシピ」
今年は料理をアクティビティとして楽しむ人が増え、ふだんの食卓では作らない少し手の込んだ料理に挑戦する人が増えた。緊急事態宣言が発令された時期が春ということもあり、梅シロップや筍ごはんなど、時間や手間のかかる「旬料理」を積極的に楽しんでいた模様。

■2021年はヘルシー食品の人気継続で「台湾茶」「大豆ミート」がトレンドに?

 「食トレンド予測2021」では、20年に引き続き、ヘルシー食品の人気が継続すると予想。その例として「台湾茶」「大豆ミート」が挙げられた。

 「台湾茶」は飲み終わった後に甘さが残るのが特徴。「タピオカ」とともに楽しまれてきたが、今後は単独で親しまれそう。コンビニなどでもペットボトルで楽しめる台湾茶が販売されており、じわじわと注目を集めていくのではないかと同社は推測する。

 「大豆ミート」はコンビニやファストフード店などで「大豆ミート」を使ったメニューが続々と登場しており、お肉を一切使わず、肉食感を楽しめることから、ダイエット中の人や健康意識の高い人に積極的に取り入れられている。
 さらなる健康志向の高まりで、「大豆ミート」をおいしく食べるレシピが幅広い層に受け入れられ始めそうという。

 そのほか、20年に親子で作れる透明スイーツやサイエンススイーツが流行った流れで「青いスイーツ・料理」、韓国グルメの「ハニーバターチキン」、作りおき料理の発展形として「冷凍作りおきトースト」が候補に入った。

 これらを参考にして、家庭では再現が難しい味や体験を提供してみるのが、プロの腕の見せどころと言えるだろう。自炊疲れの消費者の心を癒せるのも、外食ならではだ。