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首都圏・関西・東海3圏域の4~7月外食市場は6割減に【ホットペッパーグルメ外食総研】

2020年9月16日 1:03 pm

 リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研(以下、HPG外食総研)が毎月1万人規模で実施している外食市場調査によると、首都圏・関西圏・東海圏の3圏域での4~7月の外食市場規模は前年同期比(以下同)で59.7%減だった。

 業態別では、レストランやステーキ・鉄板焼きの専業店など食事主体が54.9%減、ファストフードや牛丼、カレーなど一品もの専売業態などの軽食主体が52.7%減のところ、居酒屋などの飲酒主体が67.4%減と厳しい状況だったことがデータ上でも明らかとなった。また、延べ外食回数を比較すると30・40・50・60代の女性がそれぞれ6割超減を示した。

 6月と8月の調査を比較すると、新型コロナに対する不安感も増加傾向にある。これは第2波とも呼ばれる感染者の増加と全国的な広がりが影響しているものとみられ、それを受けるように、外食意向 (行って いる 、 行 くつもり )も 54.0%から50.7 %に微減した。

 利用者の飲食店に対する衛生意識も高まっている。「店選びで気にすること」では、「席の間隔が空いているか」が共に1位ではあるものの、割合は10ポイント以上増加。「消毒液の用意」が4位から2位に、「従業員のマスク着用」が5位から3位に上昇する一方、「換気」(2位から4位に)や「店内消毒」(3位から5位)が落ちたことから、より身近な接触を気にする傾向が強まっている。