■下町の会社がタッグを組んだ!ハチミツとビールのおいしい関係
アサヒビールは、東京・浅草に本社がある加藤美蜂園本舗(東京・浅草、加藤禮次郎社長)の〈サクラ印純粋ハチミツ〉を使用した“下町ビアカクテル”〈ハチミツ檸檬ビア〉の提案を開始。アサヒビールのビール取り扱い飲食店で、2020年12月までに100店舗での取り扱いを目指す。
「『下町』とはいうけど、それって加藤美蜂園本舗だけなのでは?」と思う人もいるかもしれないが、実はアサヒビールも浅草に本社があるのだ。浅草雷門を前にして右手の吾妻橋を渡った墨田川の岸辺に建つ、金色に輝く「炎のオブジェ」を屋上に冠した「スーパードライホール」は有名だ。
ちなみに、左隣の22階建ての社屋「アサヒビールタワー」は、琥珀色のガラスと頭頂部の白い外壁で、泡のあふれるビールジョッキをイメージしているのだとか。
背後にそびえる東京スカイツリーとの3ショットは海外でも有名らしく、下の写真を撮影した時はコロナ禍前で、多くの外国人観光客が吾妻橋のたもとでスマートフォンを構えていた。
したがって、下町に本社を構える蜂蜜会社とビール会社がタッグを組んだ、正真正銘の“下町ビアカクテル”というわけだ。
■レシピ誕生には「女子ビール部」の活躍あり!
それにしても、なぜハチミツ&ビールの組み合わせなのだろうか。この〈ハチミツ檸檬ビア〉は、同社の有志社員で結成した、「女子ビール部」の活動の中で生まれたビアカクテルだ。
「女子ビール部」は、若年層や女性のビール需要活性化を目的に、2020年4月から本格的に活動をスタートした。より多角的な視点による新価値創出を目指し、現在総勢53人で活動している。
部員から寄せられたアンケートの中で、「最近印象に残った商品のキーワードは“レトロ”」「飲んでみたいビアカクテルは柑橘系」「異業種とのコラボレーションは話題性がある」といった声があった。
これらをヒントに、加藤美蜂園本舗のロングセラーブランド〈サクラ印純粋ハチミツ〉を使用した“下町ビアカクテル”〈ハチミツ檸檬ビア〉のレシピを考案したのだ。
今回のコラボにあたり、アサヒビールから加藤美蜂園本舗へオファーをしたところ、「一緒に下町を盛り上げられたら」と、すぐに快諾の連絡があったという。
〈ハチミツ檸檬ビア〉は、グラスに〈サクラ印純粋ハチミツ〉を入れてレモンを搾り、〈スーパードライ〉を注いだビアカクテル。すっきりとした飲み口の中に、ほのかなハチミツの甘味が感じられる。
■〈ハチミツ檸檬ビア〉レシピ 【材料】 ①グラスにハチミツを入れ、レモンを搾り入れる。 |
ハチミツとレモンにビールとは一見不思議な取り合わせだが、健康そうなイメージがあり、どんな味か飲んでみたくなるレシピだ。アサヒビールを取り扱う店舗は、一度同社へ連絡してみるのもいいかもしれない。