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下町コラボが生んだ〈ハチミツ檸檬ビア〉ってなんだ?【アサヒビール×加藤美蜂園本舗】

2020年9月5日 10:00 am

■下町の会社がタッグを組んだ!ハチミツとビールのおいしい関係

 アサヒビールは、東京・浅草に本社がある加藤美蜂園本舗(東京・浅草、加藤禮次郎社長)の〈サクラ印純粋ハチミツ〉を使用した“下町ビアカクテル”〈ハチミツ檸檬ビア〉の提案を開始。アサヒビールのビール取り扱い飲食店で、2020年12月までに100店舗での取り扱いを目指す。

 「『下町』とはいうけど、それって加藤美蜂園本舗だけなのでは?」と思う人もいるかもしれないが、実はアサヒビールも浅草に本社があるのだ。浅草雷門を前にして右手の吾妻橋を渡った墨田川の岸辺に建つ、金色に輝く「炎のオブジェ」を屋上に冠した「スーパードライホール」は有名だ。

 ちなみに、左隣の22階建ての社屋「アサヒビールタワー」は、琥珀色のガラスと頭頂部の白い外壁で、泡のあふれるビールジョッキをイメージしているのだとか。

 背後にそびえる東京スカイツリーとの3ショットは海外でも有名らしく、下の写真を撮影した時はコロナ禍前で、多くの外国人観光客が吾妻橋のたもとでスマートフォンを構えていた。

 したがって、下町に本社を構える蜂蜜会社とビール会社がタッグを組んだ、正真正銘の“下町ビアカクテル”というわけだ。

■レシピ誕生には「女子ビール部」の活躍あり!

 それにしても、なぜハチミツ&ビールの組み合わせなのだろうか。この〈ハチミツ檸檬ビア〉は、同社の有志社員で結成した、「女子ビール部」の活動の中で生まれたビアカクテルだ。

 「女子ビール部」は、若年層や女性のビール需要活性化を目的に、2020年4月から本格的に活動をスタートした。より多角的な視点による新価値創出を目指し、現在総勢53人で活動している。

 部員から寄せられたアンケートの中で、「最近印象に残った商品のキーワードは“レトロ”」「飲んでみたいビアカクテルは柑橘系」「異業種とのコラボレーションは話題性がある」といった声があった。

 これらをヒントに、加藤美蜂園本舗のロングセラーブランド〈サクラ印純粋ハチミツ〉を使用した“下町ビアカクテル”〈ハチミツ檸檬ビア〉のレシピを考案したのだ。

 今回のコラボにあたり、アサヒビールから加藤美蜂園本舗へオファーをしたところ、「一緒に下町を盛り上げられたら」と、すぐに快諾の連絡があったという。

 〈ハチミツ檸檬ビア〉は、グラスに〈サクラ印純粋ハチミツ〉を入れてレモンを搾り、〈スーパードライ〉を注いだビアカクテル。すっきりとした飲み口の中に、ほのかなハチミツの甘味が感じられる。

■〈ハチミツ檸檬ビア〉レシピ

【材料】
・スーパードライ 300ml
・サクラ印純粋ハチミツ 小さじ1杯(約5ml)
・レモン 1/8個分

①グラスにハチミツを入れ、レモンを搾り入れる。
②レモン果汁でハチミツを溶く。
③その上からビールを注いで完成。

 ハチミツとレモンにビールとは一見不思議な取り合わせだが、健康そうなイメージがあり、どんな味か飲んでみたくなるレシピだ。アサヒビールを取り扱う店舗は、一度同社へ連絡してみるのもいいかもしれない。