男性トイレの小便器周辺は汚れやすく、清潔さを維持するには、こまめに掃除する手間が必要となる。実際、男性がトイレの小便器で用足しする際、1回で床に飛び散る尿ハネの水滴は200~400粒と言われており、床のチリやほこりの中にあるバクテリアなどの雑菌が尿素を分解しアンモニア臭を発生させ、悪臭の原因になる。
その飛び散りが最も少なくなる距離について、NHKのテレビ番組「ためしてガッテン」で検証したところ、便器の壁から12cmの位置だったということから、経営コンサルティングや商品開発事業を手掛けるヘキサー(福岡・博多、小畠常晴社長)は、最適な足の置き場に足形のステッカーを貼って、そこで用を足してもらうグッズ「トイレが綺麗」(http://toiregakirei.com/index.html#TOP)を開発した。
便器下部の床に広げて便器と平行に置くと、12㎝の位置が分かる「配置シート」を敷き、その12㎝以内のところに足形ステッカーを貼る。足形ステッカーには、左右の角度が揃えられるように、角度の表示線も示した。便器によっては壁から12㎝以内で用を足すことが難しい場合もあるため、その場合は 足型ステッカーのかかとの内側と便器の最前部が一直線となる位置より前に貼るようにするといいという。
素材は、ビニール製で水洗掃除時でもはがれにくい一方、薄い粘着剤を使用しているので、外した後も接着剤の跡はほとんど残らない。
また、ステッカーよりも前で用を足してもらうよう、日本語・英語・韓国語・中国語による「説明ステッカー」も用意した。
ステッカーは4色から選べ、足型ステッカー、配置シート、説明ステッカー、説明書、チラシなどがセットとなっている。1足セットが税別2970円、3足セットが同8800円。送料は370円で1万円以上の購入で無料となる。3~4年はもつため、1日あたりの費用は2~3円程度になる。