テーブルマークは、定番化して価格競争が激しくなっている海老のフライ類に付加価値をつけて、見た目のインパクトや彩りで差別化するための2品を開発した。
見た目のインパクトでは、「かわいさ」をテーマとした製品を考えていたところ、えびフライを丸い形状にしてみようということになり、そこからどういう製品にするかを詰めて開発したのが〈まんまるえびフライ〉(250g(10尾)×12袋×2合)だ。
開いたバナメイエビ1尾の上に、キントキダイとイトヨリダイで作ったすり身を包むように乗せ、丸い形に成形した製品。しっかりとした海老の味わいとすり身のやわらかな食感が同時に味わえる。一口サイズなので食べやすく、丸いフライから海老の尾が出ている姿はインパクトがあることから、「子供にも喜ばれ、若い女性などがSNSなどで取り上げるメニューになるのでは」(同社)と期待を寄せる。
製造過程では、海老の形や大きさがそれぞれ違うため、一尾ずつ同じ丸さと重さになるようにすり身で調整しているという。また、配送中などに尾が折れないように、この製品専用のトレーも用意した。
彩り面では、まっすぐに伸ばしたまるごとの海老3尾の間に、枝豆と白身魚のすり身を交互に並べた〈彩えびカツ(枝豆入り)〉(700g(10個)×6袋×2合)で差別化を図る。
かつて海老を6尾並べた製品を作ったことがあることから、今回は枝豆を間に挟むことで切った時の断面に、ピンク、白、緑の3色がきれいに揃うように工夫した。サンドイッチの具材にしても映え、海老の味と食感に枝豆の風味とすり身が重なることから、おつまみとしても楽しめる味わいとなっている。両製品とも3月1日発売。