J-オイルミルズ(https://www.j-oil.com/)は、業務用油脂「J-OILPRO」シリーズのラインナップを拡充し、〈J-OILPRO フレッシュに香るガーリックオイル〉(1000gエコボトル×6本)を3月上旬から順次全国で発売する。
ガーリックの香りは、「フレッシュな香り」と「ローストした香り」の2つがある。フレッシュな香りは、熱が入らない生の状態が最も強く、加熱が進むにつれて減退する。ローストした香りは、加熱すると徐々に感じられるようになり、加熱するにつれて強くなる。
またコクは、加熱が進むと旨味・甘みを感じられるようになるが、さらに加熱をすると苦みが強くなってしまう。本製品は同社の独自技術により、生にんにくのフレッシュな香りと、加熱で発現するコク(旨み・甘み)の両立を実現した。
敷き油や仕込み、仕上げに使うことで、生にんにくのフレッシュな香りと、程よくローストした時の旨みや甘みなどのコクの付与が簡単にできる。
この製品を開発した背景には、飲食業界における恒常的な人手不足がある。調理師免許交付件数も減少傾向にあり、2009年の約4万2000件から17年には約3万2000件と、プロの調理人不足も大きな課題だ。
そのような状況において、ガーリックオイルを作る際は調理技術が必要で、火の入りが浅いと香りがオイルに移りにくい一方、火が入りすぎると焦げてしまい、苦みが強く、見た目も悪くなってしまう。また、にんにくの皮むきは10 個で30 分程度の時間がかかる程大変な作業だ。
そこに本製品を使用することで、調理人の技術に関わらず安定したガーリックの香りとコクがつけられる。調理後は冷蔵保存や冷凍保存でも香りが持続するため、調理現場での作業効率向上や省人化にもつながるとする。
関連記事:
[常温] バターを超えた!? 自然な風味のフレーバーオイル【J-オイルミルズ】
https://foodfun.jp/archives/1492