リクルートの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研が、首都圏・関西圏・東海圏の20~69歳の男女を対象に実施した「外食する際にどの程度人によるサービスにこだわるか」の調査によると、「人によるサービスの方がいい」と「どちらかというと人によるサービスの方がいい」を合わせた「人によるサービスの方がいい・計」の割合が最も高かったのは「調理」の68.9%で、この項目だけが過半数に達した。
一方で、「人によるサービスでなくてもいい・計」の割合が最も高かったのは「注文」の71.3%となり、次いで「会計」(65.1%)だった。同総研では、「ともにデジタルツールの活用が進んでいる分野である。過去の調査(2022年実施)と比べると『人によるサービスの方がいい・計』の数値が微増している項目が多く、人によらないサービスが普及したことが、かえって人によるサービスの価値を高めている可能性もありそうだ」と分析した。
外食のシーンや店のタイプについて対比的な項目を提示し、それぞれどの程度「人によるサービス」にこだわるかを尋ねた質問では、「人によるサービスでなくてもいい」割合が高い外食シーン1位は「一人で利用」(71.9%)、2位は「短時間(1時間未満)の利用」(70.4%)で、前回調査と同じ順位だった。
また、対比的な項目間のポイント差に注目してみると、「大衆店」(68.4%)と「高級店」(23.7%)のポイント差が44.7ポイント、「日常的な利用」(66.7%)と「特別な利用(記念日等)」(29.1%)のポイント差が37.6ポイントと大きく、この差は前回調査より大きくなっていることから、メリハリのあるサービスにニーズが高まっていることがうかがえる。
「人によるサービスにこだわる理由」を尋ねた回答のトップ3は、「人によるサービスの方が温かみがある」(46.3%)、「人によるおもてなしがあることで高級感を味わうことができる」(37.7%)、「人のサービスにも対価を払っていると思う」(29.2%)であった。
性年代別では20~40代女性で「人によるおもてなしがあることで高級感を味わうことができる」の割合が高く、40~60代女性では「注文内容について詳しく相談したいときがある」の割合が高かった。
一方、「人によるサービスにこだわらない理由」では、「いちいち人を呼ぶのが面倒であり、気が引けることもある」(42.6%)、「人手不足なので仕方がない」(39.0%)、「人を介さない方が早いことがある」(38.0%)がトップ3となり、前回調査とは2位と3位が入れ替わった。
性年代別では20・30代女性で「いちいち人を呼ぶのが面倒であり、気が引けることもある」「人との関わりやスタッフとの交流は、特に求めない」「ツールを導入するお店が増えており、気にならない」の割合が高く、50・60代女性では「人手不足なので仕方がない」の割合が高かった。また、30・40代女性では「人を介さない方が早いことがある」の割合も高い結果となった。
同調査は7月1日~10日にインターネットで実施され、7540件の有効回答を得た。











