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「OWL(アウル)」で生産者からの直接買付が可能に!!【レッドホースコーポレーション】

2019年9月30日 4:00 pm

 ふるさと納税における自治体や事業者へのサポートなどを展開するレッドホースコーポレーション(東京・豊洲、周泰鳳会長兼グループCEO)は、農水産物の生産者と飲食店が市場を通さず直接売買するWEBサービスアプリ「OWL(アウル)」を11月下旬にリリースする。

直接売買WEBサービス「OWL(アウル)」

 「OWL」はスマートフォン(スマホ)アプリを使用したサービス。

①生産者がスマホで農水産物を出品し、チャットを通じて飲食店にアピール。
②飲食店側は出品された農水産物を選んで購入。
③レッドホースコーポレーションが提携している運送業者によって宅配される。

――という仕組みだ。
注文は24時間可能で、飲食店の経費は農水産物の購入代金や配送料のみ。生産者は出品料・ツール利用料などは無料。同社は売上金額の10%(税別)を手数料として取得する。

「OWL」利用の流れ

 「OWL」に参加する生産者は全て地方自治体が推薦する生産者のため、飲食店側は安心・安全に高品質な農水産物を注文できる。また、「OWL」内では生産者と飲食店がチャットを通じて自由にやり取りできるため、購入前の疑問を生産者に直接確認できる。さらに市場を介さないため店への配送が迅速になり、新鮮な農水産物が入手可能となる。

飲食店側の利用フロー

 同社の山田健介グループCTO兼理事OWL事業担当は、「産地を絞り込んで仕入れたい、出向いて生産現場を見極めたいという、飲食店の食材に対するこだわりに訴求できる」と説明する。
9月25日時点では佐賀県みやき町や茨城県境町のほか、熊本県長洲町、福岡県大木町など9自治体との提携が決定しており、今後も幅広い自治体に呼びかけていく。
「まずは国内の飲食店や一般消費者を対象に運営を始め、20年冬には台湾や香港などアジア圏を想定したマーケットにしていきたい」(山田氏)と意気込む。

 11月下旬のサービス開始に向けて、現在は生産者と飲食店の事前登録受付を実施中(サービスの詳細はこちらから)。