データ分析などを手掛けるeftax(兵庫・尼崎市、中井友昭社長)は、在日ムスリムがハラールレストランなどを探せる検索アプリ〈HaloDish〉の提供を始めた。
〈HaloDish〉は、営業時間や場所・ハラール認証・ハラールメニューといったハラールレストランに関する広範なデータに加えて礼拝所の場所、ハラール商品を取り扱う店などの情報を提供するサービスで、ユーザー自身がカスタマイズできるフィルター機能で好みや思想に合った検索も可能となっている。
同社は、高度外国人材の採用や海外人材へのインターンシッププログラムの提供などグローバルな組織体制をとっており、ムスリムも多く在籍していることから、同サービスの開発に着手。日本人学生インターンと海外からリモートで参画するエンジニア達が中心となり、市場調査やフィールドワークを重ね、多くのムスリム当事者がサービスの企画、開発、運営に携わって完成させたという。
同社では「JICA(国際協力機構)を通じたインターン生や副業人材など、多彩な人が出入りしているオープンな環境で、単一的、画一的ではない視点を取り入れられること。これらが、〈HaloDish〉の大きな特徴」と語る。同サービスに無料で掲載できるハラール対応の飲食店なども随時募集している。