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「台湾最小のブリュワリー」産クラフトビア5種を新たに!【亜東】

2024年9月13日 1:45 pm

 アジア地域のクラフトビールの輸入・卸売などを手掛ける亜東(東京・大塚、市川りょう社長)が運営するブランド「Monsoon Made(モンスーンメイド)」は9月9日、台湾のマイクロブリュワリー「Muho Brewery (沐禾鮮釀)」が製造・販売する希少なクラフトビール「台風造酒」ブランドの5品を新たに追加し、計10品の取り扱いを始めた。

 2014年、許兄弟によって台湾の古都・台南で設立された最初のクラフトビールブリュワリーで「台湾で一番小さいブリュワリー」を自称するMuho Breweryのクラフトビールは、生産量が限られ、台湾でも希少となっている。ホップの苦味を抑え、ワインにも似た丸くふくよかな味わいは世界各地のビール品評会で評価されている。

 今年4月から「Monsoon Made」で5品の取り扱いを始めており、今回、新たに以下の5品をラインナップに加えた。今後、飲食店や酒販店を対象とした試飲会なども実施する。

〈栄光再現 粟泡エール〉


 台湾南部・大武山の麓にある瑪家鄉三和村の台湾先住民・Riavareさんが育てた粟と野生の龍眼花を使ったフルーティな香りと甘みを持つビール。口に含むと僅かな甘みと共に龍眼の花の香りがフワッと感じられるものの、飲み込むと消え去る余韻は、まるで夢を見たような儚い味わい。大武山は台湾先住民にとっての聖地であり、「栄光再現」の売上の一部は大武山文史再生プロジェクトのため用いられる。

原材料:麦芽、粟、龍眼花、ホップ
アルコール度数:5.5%
スタイル:Field Beer

〈鋤花(ジョカ) 台南珈琲エール〉


 台南の北東、東山区の山中にあるコーヒー農園・大鋤花間(Dachu Coffee Estate)で採れたティピカ種の豆をバリスタが焙煎し、低温熟成させて使用。浅煎りのコーヒー豆が纏う優雅な果実香とビールのホップと麦芽が合わさり優美なワルツを奏でるようなビール。

原材料:麦芽、コーヒー、ホップ
アルコール度数:5.5%
スタイル:Coffee Ale

〈鳳梨(ホウリ) 台南パイナップルエール〉

左が台南開府400年記念ラベル。右が通常ラベル

 台南関廟産のゴールドダイヤモンドパイナップルの果肉を使用。溢れ出すトロピカルフルーツのようなベースに、1つずつ手切りしたパイナップルを加えて発酵させた、甘くて瑞々しい味わいのビール。2024年5月の台湾総統就任記念晩餐会で供された際の台南開府400年記念ラベルと通常ラベルの2種で販売する。

原材料:麦芽、パイナップル果汁、乳糖、ホップ
アルコール度数:5.5%
スタイル:Fruit Ale

〈如煙(ジョエン) バレルエイジドスモークドエール〉


 過ぎ去った時間は煙のように風に吹かれて消え去り、後には記憶が残る。そんな味わいを楽しめるビール。スモークモルトを使って醸造したエールをシラーズ主体の赤ワイン熟成に使用したオーク樽で5カ月バレルエイジ。

原材料:麦芽、ホップ
アルコール度数:8%
スタイル:Barrel Aged Beer

〈山神風(ヤマカミカゼ) バレルエイジドエール〉


 台北のミシュラン1つ星レストラン「山海樓」と台中のワイナリー樹生酒荘らがコラボしたビール。ブロンドエールをベースにしたビールをゴールデンマスカット主体のワイン熟成に使用した樽で5カ月エイジング。ワインの風味がしっかり乗った重厚な味わいとなっている。

原材料:麦芽、ホップ
アルコール度数:8.5%
スタイル:Barrel Aged Beer

※関連ページ
台湾・台南の希少なクラフトビール5種が日本初上陸!【亜東】
https://foodfun.jp/archives/27036