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料理の待ち時間「10分」が限界!入店待ちは「30分」まで!!【ぐるなび調べ】

2024年9月5日 12:58 pm

 ぐるなびが8月2~5日、〈楽天ぐるなび〉ユーザーなど20~60代のぐるなび会員1291人を対象に実施した「外食の待ち時間に関する調査」では、注文した料理の許容できる待ち時間は、ランチ・ディナーともに「~10分」(ランチ41.4%、ディナー33.2%)が最多。
 「15分を超えても待てる」という人は、ランチでは1割程度、ディナーでは4人に1人だった。

 また、入店待ちの許容できる時間は「30分」23.7%が最多だった。ただしそれは夏冬以外で、真冬は4割弱、真夏は半数が「並ぶ店には行かない」と回答。

 

 入店待ちの多い業態(複数回答)は、「回転寿司」38.8%が「ラーメン」36.9%を僅差で上回り1位。男性では「ラーメン」49.2%が1位、女性では「カフェ、スイーツ」32.0%が2位だった。

 「これまで最も長い待ち時間でも食べたかったメニュー」と、「待っている間や食べた感想などエピソード」には、「オムライスで有名な喫茶店に1時間半以上並んだ。待ち時間はススマホで生配信番組を見ていたのでまだ気持ち的にはマシだった(女性・20代)」「期間限定の寿司食べ放題。3時間くらい待ったが、食べ放題ならいくらでも待てる(男性・20代)」という猛者が。

 また目立ったのが、「すき焼きのお店で入店するまでに1時間半くらい待ったが、すき焼きを食べたらそれを忘れるくらいおいしかったので苦に思わなかった(男性・40代)」「焼肉屋の土鍋ごはんを炊き上がるまで待たされたけど、おいしかったから良しとした(女性·30代)」など、「料理がおいしければ長時間でも待てる」という意見だった。

 お客さんが「並んででも食べたい」「待つだけの価値がある」と思った店には列ができるし、それを見た人が「あんなに並んでいるならさぞかしおいしいに違いない」と期待する看板効果もあるので、わざと待たせるのは良くはないが、料理や接客の品質を高めた結果の行列は目指したいところだ。