手間のかかる「Uber Eats」の売上入力が、注文を受けると同時に完了し、キッチンにも自動で注文を伝えるPOSレジが今夏に開発される。
USEN-NEXT GROUPのUSENとデリバリーサービス「Uber Eats」を運営するUber Eatsは業務提携し、USENが提供するPOSレジサービス「Uレジ FOOD」と「Uber Eats」のシステムを連携するとともに、営業面でも協力することとなった。
「Uレジ FOOD」は、「一軒め酒場」や「大阪王将」など約2万店で導入されているiPadを活用したタブレットPOSレジ。一般的に「Uber Eats」を導入している店舗の多くは、「Uber Eats」の売上をレジに手入力している。そこで今回「Uber Eats」と連携することで、「Uber Eats」から入った注文情報を「Uレジ FOOD」が受け取り、キッチンに自動で伝えられるようにする。これにより、入力や伝達のミスを防止するだけでなく店舗業務の大幅な削減にもつなげられる。「Uber Eats」の注文番号の取り扱いなど具体的な仕様については現在検討中で、7~8月頃に開発の完了を計画している。また、営業面でもUSENのクライアントに「Uber Eats」を案内したり、「Uber Eats」のレストランパートナーにUSENのPOSレジを紹介するなど、相互で協力する。
「Uレジ FOOD」を導入するにはiPad1台とモバイル端末が必要になり、それらの機材費込み(台数により価格は変動)で初期費用は約20万~50万円(税別)、月額9980円(同)となっている。