清掃サービス受託と清掃用品の製造・販売などを手掛けるリ・プロダクツ（滋賀・大津、高奥要輔社長）は５月29日、ワックスがけに比べて最大74%コストを削減しながらもフロアを簡単・キレイに保つフロアコーティングサービス〈Reエコ・コート〉の提供を始めた。
店舗などの施設内で見られるハードフロアタイプの床のワックス劣化は、砂や石による傷や油汚れによる黒ずみが主な原因。一般的な樹脂製ワックスでは、高耐久タイプであっても歩行による土砂汚れや油汚れによる劣化は避けられず、定期的なワックスがけが必要となる。また、汚れを除去しキレイな状態のフロアに戻すには洗剤を利用した床洗浄が必要なため、環境負荷も発生する。
そこで同社は、油汚れに対する黒ずみが非常に少なく、高耐久タイプの樹脂ワックスと比べて２倍以上の耐久性を発揮するコーティング剤を使用する新サービス〈Reエコ・コート〉を開発。掃除機掛けやモップ拭きといった普段の清掃だけでも簡単に汚れを落とせるようコーティングされるので、掃除ロボットを活用すれば、最大74%のコスト削減とフロア掃除にかける時間の大幅短縮を実現できるという。
さらに、清掃業者により休日や夜間に実施されることが多いワックスがけ作業（定期清掃）は、店舗の開錠や立ち合い、作業後の片付けなど、店舗運営以外の業務負荷がかかる。その上、ワックスのような環境負荷が高い剥離剤を廃棄する際は、産業廃棄物として適切な処理が必要となるが、〈Reエコ・コート〉では定期清掃の回数を削減できるので、クレンリネスにかかる環境負荷や業務、コストも低減できるとしている。
飲食店や介護施設、クリニック、小売店など200～500㎡の広さにも対応。まずは関西圏よりサービススタートし、今後随時全国へ展開していく。利用料金の目安としては、掃除ロボットのレンタルと〈Reエコ・コート〉で年間47万7000円となっている。
