ぐるなびが「楽天ぐるなび」ユーザーなど全国の20～60代のぐるなび会員（有職者）997人を対象に実施した「賃上げ調査」によると、賃上げされた場合に外食回数が月１回以上増えるとの回答が半数を超えた。
世の中のトレンドに合わせて食に関する調査を実施している「ぐるなびリサーチ部」の調査によると、今年度ベースアップのあった人は36％で、職種別では会社員（管理職、経営含む）42％、公務員22％、パート・アルバイト24％となった。１カ月あたりのベースアップ額は「～5000円」が２割で最多となり、賃金が上がった場合に増やしたい支出は、「旅行」「趣味」「外食」がトップ３という結果だった。
賃上げした際の外食の１カ月あたり予想増加回数は「２～３回」が３割弱で最多となり、続いて「１回」が２割という結果だった。増えそうな外食機会は「夕食」が72％、「昼食」が37％、「飲み会」が29％。利用したい業態は、「寿司」と「焼肉」が４割超えで１・２位となり、3位は「ステーキ、ハンバーグ」だった。
ぐるなび リサーチグループ長の本間久美子さんは「賃上げされた場合の『外食回数』について、１回以上増えるとした人の合計が半数以上を占めました。特に20代女性では『4回以上』と回答した割合が他の年代に比べて１割高く、外食意欲が高めであることが分かりました。また、増えそうな外食については７割以上が『夕食』と回答。『昼食』や『飲み会』に比べると『夕食』の回答率が倍程度高くなりました。１日の終わりに、おいしい食事で賃上げの恩恵をじっくり満喫したいと考える方が多いのかもしれません」とコメントしている。同調査は、４月５～7日にウェブアンケートで実施された。
